今は、陽子や中性子は本当の素粒子ではないというのがほぼ定説であり、
それらは複合粒子・準粒子に過ぎないのだ。
原子核の構造や安定性は、最小自乗法などでフィットして作られた
陽子や中性子の間のモデルポテンシャルなどに依って議論する時代は
もう終わりにして(それらは残留力に過ぎない)、
クオークとグルーオンなどを基本粒子として扱ってなるべく定量的に
統一的に扱う時代にしなければ、いつまでたっても模型、当てはめ、
定性的なお話、描像、などの枠組みから出られないだろう。
もちろんそのような基本的な扱いをするための計算量は極めて膨大になる。