人間は問題解決のために新しい要素を「追加」しがちであり既存の要素を「取り除く」ことは不得意

 長い間、自転車の乗り方を学ぶための最も優れた方法は「補助輪を付けること」と考えられてきましたが、近年ではストライダーのようなペダルも補助輪もないランニングバイクが、自転車の練習に好ましいと考えられるようになっています。
 このように人間は問題解決のために新しい要素を追加しがちであり、既存の要素を取り除くことは不得意であることが明らかになっています。

 Adding is favoured over subtracting in problem solving
 https://www.nature.com/articles/d41586-021-00592-0

 Our Brain Typically Overlooks This Brilliant Problem-Solving Strategy - Scientific American
 https://www.scientificamerican.com/article/our-brain-typically-overlooks-this-brilliant-problem-solving-strategy/

 自転車の乗り方を学ぶのにランニングバイクが補助輪よりも優れているように、多くのケースで「何かを付け足す」のではなく「何かを取り除く」ことが、より優れた問題解決方法となるケースがあります。
 例えば、ヨーロッパの一部の都市では道路の安全性を高めるために、信号機や道路標識を取り除く「共有空間」という手法が採用されていますが、これは従来の交通設計とは正反対の考え方です。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2021年04月09日 23時00分
https://gigazine.net/news/20210409-brain-problem-solving-strategy/