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のつづき

モモはこの5〜6年は1頭で飼育されており、
モモの隣のおりではシロテテナガザルやフクロテナガザルなどが飼育されていた。隣のおりとの境には金網や板が設置されているのに、
なぜ妊娠したのか――。
園は何度も会議を開いて話し合ったが、原因は
判明しなかったという。
園の担当者は
「隣のおりの雄とどこかの隙間(すきま)で
交尾した可能性が高い」と推測する。

園は、子ザルが乳離れした後に体毛か血液で
DNA型を鑑定して父親を特定するとともに、
おりの境界に新たに鉄板状の仕切りを設置する方針という。
計画的に繁殖させることが基本の動物園にとって、
予期せぬ妊娠、出産はあり得ない事態だ。
園は「再発防止に努める」としている。