蛋白質はランダムな状態から折りたたまれていくのではないはず。
蛋白質を合成する細胞内小器官のリボ−ゾームというところで
メッセンジャーRNAの指令に基づいてアミノ酸は1つつづ順番に
つなげられていく。そうしてその出口では既にある程度折りたたみが
できている状態でアミノ酸が1つまたひとつとつながっていって
その分がまた順番に折りたたまれていくわけで、決して全体を
引き延ばした一つの長いポリペプチドから始めて一斉に折りたたまれて
最終的な形になるのじゃないはず。ランダムな状態から一斉に折りたたむ
となると、大域的ないたるところにエネルギーの極小状態がある難しい
最小化問題になるけれども、1つまた1つと追加的にアミノ酸を
加えていく場合だと、その追加分のアミノ酸の折れ曲がりの角度の最適化は
比較的狭い範囲の極小があまりない自明な折りたたみになりやすそうだから
易しい問題のはず。