「ナイスステップな研究者2020」に多彩な10人

 文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP、ナイステップ)は、科学技術イノベーションのさまざまな分野で活躍した研究者10人を「ナイスステップな研究者2020」に選定した。
現代社会の課題に密接に関わる研究など多岐にわたる分野で、国内外に広く成果を還元している人物を選んだという。

 活躍が期待される30〜40代の研究者で、平均は41.3歳。
人工知能(AI)技術やデータサイエンスを駆使した医療、材料科学、化学などへの応用研究、自然科学と人文社会科学の融合研究、認知症の新たな診断法や、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に資する技術開発といった分野から選ばれている。

 NISTEPの調査研究活動を通じて得た情報や、専門家約2000人への調査などにより、最近の活躍が注目される約540人の候補を抽出。
研究実績に加え、新興・融合領域を含めた最先端・画期的な研究内容、産学連携・イノベーション、国際的な研究活動の展開などの観点から、NISTEPの所内審査を経て10人が決まった。

 ナイスステップな研究者は2005年に開始。過去に選ばれた人物には、後にノーベル賞を受賞した山中伸弥氏や天野浩氏がいる。

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 選定された研究者と研究内容は次の通り。敬称略。年齢と所属は公表の15日現在。

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Science Portal 12/21(月) 13:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4926f3cb911f40ace25c4a02298539bbc32864a5