宇宙から持ち帰った未知のサンプルから地球を守るには

■はやぶさ2の後も続くサンプルリターン計画、感染症施設と同等の安全目指す

 2020年12月6日、オーストラリアの砂漠で、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったカプセルが回収された。
 中には小惑星「リュウグウ」の岩石や塵が入っている。
 炭素が豊富なリュウグウには、生命の原材料があるのではと考えられている。

 試料が汚染されないよう、カプセルは8日に早速、宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス内にある地球外試料キュレーションセンターへ運ばれた。
 そこは、宇宙から持ち帰った物質が地球の有機物で汚染されないように守るための研究施設だ。

 これまでの宇宙探査では主に、地球由来の物質が太陽系を汚染しないことに重点が置かれてきた。
 そのため、宇宙船を消毒し、宇宙飛行士に厳しい検疫を課してきた。
 しかし現在、科学者たちは逆の可能性に考慮するようになっている。
 もしも、宇宙から地球に病原体が持ち込まれてしまったら?

 かつて科学者たちは、あらゆる地球外試料をバイオハザード(生物災害)の可能性があるものとして扱った。
 NASA(米航空宇宙局)は、月から帰還したアポロ計画の宇宙飛行士たちに検疫を受けさせていた。
 やがて月の試料に生命が含まれていないことがわかると、こうした安全手順の多くは廃止された。

 しかし、はやぶさをはじめ、宇宙から試料を持ち帰る「サンプルリターン」のミッションが盛んになる中、再び細心の注意が要求されるようになっている。
 近年では、極限の環境で生存できる生物がいることも明らかになっている。
 例えばクマムシは、真空の宇宙空間でも生き延びることができる。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 12/17(木) 18:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/de27933c9875f5c5b7fef54010f50921c0521801