→無症状感染ゼロは約2カ月ぶり、31日に市民6万人を検査
→武漢市は約1100万人の全住民を対象に検査実施

新型コロナウイルス感染拡大の最初の震源となった中国湖北省武漢市では、無症状感染例が約2カ月ぶりにゼロとなった。全住民を対象とした大規模な検査が無症状の感染者のあぶり出しに成功した。

  市衛生当局が1日発表したところによると、新型コロナ核酸検出検査を5月31日に6万人余りに対して実施した結果、無症状感染例がゼロだった。同市は約1100万人の全住民を対象に検査を実施し、過去2週間に約200件の無症状感染例を発見していた。

  無症状の人が感染を広め得ることが、新型コロナ封じ込めの障害となっている。検査が不十分な国ではこうした感染者を特定、隔離して感染拡大を防ぐ方法がない。

  大規模検査は武漢で新型コロナ根絶を可能にしたかもしれないが、大量のリソースや住民の全面的な協力が必要なため、他国や中国のさらに規模の大きい他都市では実施が困難かもしれない。

  医療体制が崩壊状態の中で3カ月近い封鎖を経験し、中国での死者の80%近くを出した同市住民は、検査に協力的だった公算が大きい。

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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-01/QB8LJIDWLU6N01