■変装の達人で、その生態は驚きに満ちている
世界で最も奇怪な姿をした昆虫を選ぶコンテストがあるとしたら、ツノゼミは優勝候補にきっと名を連ねるだろう。なぜなら、ありえないほど変な見た目だからだ。
写真のヨツコブツノゼミのように、驚くほど奇妙な突起物(これが名前の由来の角)を体から突き出したものも多いし、植物のとげや木の葉、昆虫の糞に体を似せて周囲にうまく紛れ込むものもいる。雨粒のような姿をしたツノゼミに限っても、名前がついているだけで40種以上いて、まだ分類されていないものは700種ほどもいるという。
この小さな昆虫は、世界各地の樹木や植物の上で暮らし、分類済みで名前がついている約3200種の半分近くが北米から中南米にかけて広がる熱帯雨林に生息する。
昆虫解剖学の専門家によると、ツノゼミの奇妙な姿形は、前胸背板が変形したものだという。ほかの昆虫の場合、この胸部の一部は小さな板状の盾のような形をしている。だが、創意工夫の才に富んだツノゼミは、前胸背板をグロテスクな形の角や球状に発達させ、自らの個性を際立たせるようになったのだ。
■ツノゼミのコミュニケーション
米ミズーリ大学でツノゼミを研究するレックス・コクロフトによれば、同じカメムシ目に属するセミが体の一部をこすり合わせて甲高い音を出してコミュニケーションするのに対し、ツノゼミは体を揺すり、植物を振動させて信号を送っているという。コクロフトは仲間の研究者とともに特殊な集音器でツノゼミが発する振動を録音し、呼びかけや警戒音といったさまざまな目的の音を解明した。なお、ツノゼミが出す音はどれも人間の耳には聞こえない。
こうしたコミュニケーション能力を使って、ツノゼミは子を天敵から守る。昆虫の場合、大半の種の雌が卵を置き去りにするが、多くのツノゼミの雌は産んだ卵から離れず、子が成虫になって飛び立つまで守り続けるという。万が一、クサギカメムシなどの天敵が近づくような事態になれば、一番近くにいる幼虫が体を揺すり、振動によって「警戒音」を立てる。この振動を感じ取った別の幼虫たちが自らも体を揺すって音を増幅する。異変に気づいた母親は羽を激しく動かしてうなりを立てたり、後肢を突き出したりして天敵を追い払う。
驚くほど多様で奇妙なツノゼミへの興味は、まだまだ尽きることはない。
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030500142/
探検
【生物】奇妙な昆虫ツノゼミ、どうやって仲間と会話する?[03/06]
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2019/03/06(水) 15:07:41.62ID:CAP_USER
2ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/06(水) 15:31:36.16ID:dsgqNGYS ウンカやヨコバイなど、分類学的には半翅目同翅亜目頸吻群(厳密には則系統群だが)
とされている昆虫のほとんどが発音器官をもっていて、振動によるコミュニケーションで
配偶行動を行っている。
この場合、ほとんどのグループが空気を振動させて音響を響かせるのではなく、
生活場所兼餌場の植物を振動させて、枝や葉伝いに相手に信号を届けている。
また、多くの場合雄からの一方通行ではなく雌も発音して双方向コミュニケーションを
している。
で、例外的なのがセミ。
体が他の仲間に比べて極端に大きく、植物体を振動させるのではなくて、
空気に音響を発して音波でメッセージを届ける。
また、コミュニケーションんも双方向ではなくて雄からの一方的な送信。
とされている昆虫のほとんどが発音器官をもっていて、振動によるコミュニケーションで
配偶行動を行っている。
この場合、ほとんどのグループが空気を振動させて音響を響かせるのではなく、
生活場所兼餌場の植物を振動させて、枝や葉伝いに相手に信号を届けている。
また、多くの場合雄からの一方通行ではなく雌も発音して双方向コミュニケーションを
している。
で、例外的なのがセミ。
体が他の仲間に比べて極端に大きく、植物体を振動させるのではなくて、
空気に音響を発して音波でメッセージを届ける。
また、コミュニケーションんも双方向ではなくて雄からの一方的な送信。
2019/03/06(水) 15:56:08.71ID:0dVGdTvn
小型のクサゼミ類はサトウキビ等の上で震動コミュニケーションを併用してるかもなあ
この研究ってアマチュアにIoT計測機器が広まらないと難しいな
この研究ってアマチュアにIoT計測機器が広まらないと難しいな
4ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/06(水) 16:11:10.69ID:dsgqNGYS >>3
本当は、この分野、アマチュアに思いっきり活躍してもらいたいんだな。
実は、このグループ、特にヨコバイ類がめちゃくちゃ激しい種分化をしていて同胞種群がいっぱいある。
というのも、雌雄の配偶コミュニケーションの音声がちょっと変異するとコミュニケーションが成り立たなくなるので、
それがきっかけとなってどんどん生殖隔離されて種分化してしまうらしい。
で、日本ではヨコバイの種分化を追いかけているのはほぼ九大農学部の神谷研究室一択。
これだけではとても日本全国の膨大なヨコバイ類同胞種群が追いかけきれない。
本当は、この分野、アマチュアに思いっきり活躍してもらいたいんだな。
実は、このグループ、特にヨコバイ類がめちゃくちゃ激しい種分化をしていて同胞種群がいっぱいある。
というのも、雌雄の配偶コミュニケーションの音声がちょっと変異するとコミュニケーションが成り立たなくなるので、
それがきっかけとなってどんどん生殖隔離されて種分化してしまうらしい。
で、日本ではヨコバイの種分化を追いかけているのはほぼ九大農学部の神谷研究室一択。
これだけではとても日本全国の膨大なヨコバイ類同胞種群が追いかけきれない。
2019/03/06(水) 16:52:29.65ID:KZz6/iLV
子供を見守り続けるとかすごいな
ハサミムシやムカデもそうなんだっけ
でも虫で子育てするってすごいと思う
ハサミムシやムカデもそうなんだっけ
でも虫で子育てするってすごいと思う
6ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/06(水) 17:02:21.33ID:dsgqNGYS >>5
さらに、それに加えて幼虫がアリと共生してアリをガードマンにしている種も多い。
さらに、それに加えて幼虫がアリと共生してアリをガードマンにしている種も多い。
7ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/06(水) 17:26:34.74ID:76ZIMVTN 【事故責任=菅、被曝死責任=安倍】 安全デマというサリン以上の猛毒を撒く原発真理教の信者に死刑を
https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1551854885/l50
https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1551854885/l50
8ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/06(水) 20:08:08.47ID:pXfV6VFg9ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/06(水) 20:22:31.44ID:pXfV6VFg10ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/06(水) 21:22:21.62ID:zMduujvp 俺の股間にも巨大ツノゼミが・・・
2019/03/06(水) 21:43:01.71ID:22zf2OZ5
そのそばにはがんもどきのような金たまが2つ
12ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/06(水) 22:28:59.56ID:dsgqNGYS >>8
セミはいろいろな面で特殊なんだよな。
とにかくあの仲間で異常に1個体あたりのバイオマスがでかい。
そういうこともあって、産卵数が極端に多い。
つぎに、生活史サイクルが長すぎる。
頸吻群全体の普遍とセミ科の特殊を徹底的に付き合わせることで、
いろいろと面白いことが浮かんでくると思う。
セミはいろいろな面で特殊なんだよな。
とにかくあの仲間で異常に1個体あたりのバイオマスがでかい。
そういうこともあって、産卵数が極端に多い。
つぎに、生活史サイクルが長すぎる。
頸吻群全体の普遍とセミ科の特殊を徹底的に付き合わせることで、
いろいろと面白いことが浮かんでくると思う。
2019/03/07(木) 00:44:33.57ID:5WU0xBmN
http://66.media.tumblr.com/tumblr_lrpbp9071L1qzgfveo1_500.jpg
こんなフサフサしてるんだから飾りじゃなくて感覚器官だろ
こんなフサフサしてるんだから飾りじゃなくて感覚器官だろ
2019/03/07(木) 11:05:34.16ID:BRb1HLB7
クマゼミを温室で飼ったら2年で羽化したというがそれでも長い
タケオオツクツクなんて分布の南端で3年、北端で12年って話だったか
タケオオツクツクなんて分布の南端で3年、北端で12年って話だったか
15ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/07(木) 11:30:30.88ID:4auZllsu >>14
セミの幼虫の多くはアロエを水槽に植えて根に寄生させると効率よく飼育できるみたいだね。
でも、アロエ飼育のセミ幼虫は屋外の自然状態より短い幼虫期間で羽化してきてるんじゃないかって話もある。
あと、チッチゼミはあの超絶細いツツジ類の根に専門に寄生するんだそうだ。
で、あの長い幼虫期になる原因として挙げられているのが、連中が餌にしているのが栄養素の希薄な道管液だってポイント。
セミの幼虫の多くはアロエを水槽に植えて根に寄生させると効率よく飼育できるみたいだね。
でも、アロエ飼育のセミ幼虫は屋外の自然状態より短い幼虫期間で羽化してきてるんじゃないかって話もある。
あと、チッチゼミはあの超絶細いツツジ類の根に専門に寄生するんだそうだ。
で、あの長い幼虫期になる原因として挙げられているのが、連中が餌にしているのが栄養素の希薄な道管液だってポイント。
2019/03/07(木) 11:34:21.81ID:VUdAzRTN
ザワザワザワ
17ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/07(木) 19:05:56.77ID:uNXgVBnn2019/03/07(木) 20:06:33.42ID:NzazOOAS
2019/03/07(木) 20:21:29.28ID:3huK9sPu
つのだひろ
2019/03/07(木) 20:34:09.70ID:kA6NA8IA
本日の知久寿焼スレ
21ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/07(木) 22:08:40.68ID:4auZllsu >>18
いや、彼らは師管液を吸ったら生きていけないんだ。
道管液には希薄なアミノ酸とミネラルが溶け込んでいるので、それを消化管内で濃縮して吸収し、
余計な水分を幼虫の暮らす土の中で周囲の土壌にしみこませて排泄する。
これがほとんど純粋な水だからこそ生活の場である土壌を汚染せずに済んでいるんだな。
これが師管液を摂取すると、水分だけではなく余剰の糖分まで捨てなければならない。
これをやっているのがアブラムシやカイガラムシ、ツノゼミなどで、この糖分を餌に
アリとの共生をやっているわけだね。
ところが同じことをセミの幼虫が土中でやらかすと、生活の場である土壌が大量の糖分で
汚染されてカビなどが大発生、セミ幼虫の生命すら奪いかねない。
いや、彼らは師管液を吸ったら生きていけないんだ。
道管液には希薄なアミノ酸とミネラルが溶け込んでいるので、それを消化管内で濃縮して吸収し、
余計な水分を幼虫の暮らす土の中で周囲の土壌にしみこませて排泄する。
これがほとんど純粋な水だからこそ生活の場である土壌を汚染せずに済んでいるんだな。
これが師管液を摂取すると、水分だけではなく余剰の糖分まで捨てなければならない。
これをやっているのがアブラムシやカイガラムシ、ツノゼミなどで、この糖分を餌に
アリとの共生をやっているわけだね。
ところが同じことをセミの幼虫が土中でやらかすと、生活の場である土壌が大量の糖分で
汚染されてカビなどが大発生、セミ幼虫の生命すら奪いかねない。
2019/03/08(金) 04:14:51.15ID:xSX7IWS2
なるほどー。
糖分が結晶したり下がベトベトになるくらいだもんなあ
道管液アミノ酸が多いのは特に根粒菌の多い植物?
そんな事はないか
糖分が結晶したり下がベトベトになるくらいだもんなあ
道管液アミノ酸が多いのは特に根粒菌の多い植物?
そんな事はないか
23ニュースソース検討中@自治議論スレ
2019/03/08(金) 10:16:59.64ID:iu+8RqWl >>22
根粒共生をしているマメ科なんかは最初から根にアミノ酸態で窒素化合物が送り込まれてくるけど、
そうでない植物でも道管にアミノ酸がきっちり流れている。
根に吸い込まれた水って、細胞と細胞の間をバトンタッチされていく部分と、
細胞壁に浸透して細胞壁伝いに根の奥に入っていく部分があるんだが、
後者はいったん「カスパリー線」という不透水領域で遮られ、
全ての水がいったん細胞内に能動輸送される。
この時に、吸水した水に含まれていた無機窒素化合物がアミノ酸などの有機窒素化合物に
変換され、それが道管に送り込まれて植物体全体に輸送されるんだ。
道管液食者のセミ、アワフキムシ、オオヨコバイ亜科のヨコバイなどは、このアミノ酸を
濃縮して食っている。
ちなみに、タバコのニコチンなど、生体防御に使われているアルカロイドも有機窒素化合物だが、
あれも根の細胞で合成されて道管に送られ、植物体全体に配送されている。
根粒共生をしているマメ科なんかは最初から根にアミノ酸態で窒素化合物が送り込まれてくるけど、
そうでない植物でも道管にアミノ酸がきっちり流れている。
根に吸い込まれた水って、細胞と細胞の間をバトンタッチされていく部分と、
細胞壁に浸透して細胞壁伝いに根の奥に入っていく部分があるんだが、
後者はいったん「カスパリー線」という不透水領域で遮られ、
全ての水がいったん細胞内に能動輸送される。
この時に、吸水した水に含まれていた無機窒素化合物がアミノ酸などの有機窒素化合物に
変換され、それが道管に送り込まれて植物体全体に輸送されるんだ。
道管液食者のセミ、アワフキムシ、オオヨコバイ亜科のヨコバイなどは、このアミノ酸を
濃縮して食っている。
ちなみに、タバコのニコチンなど、生体防御に使われているアルカロイドも有機窒素化合物だが、
あれも根の細胞で合成されて道管に送られ、植物体全体に配送されている。
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