>>402
ILCではノーベル賞級の発見は不可能
ILCの到達エネルギーはCERNで運転中のLHCより小さい
だから画期的な新粒子の発見はILCでは期待できない
ILCに求められている仕事は既知の素粒子の精密測定という裏方仕事だ
素粒子物理学としては必要な実験ではあるがノーベル賞は期待できない

巨大加速器でノーベル賞が出るのは理論的に予想され重要な新粒子の発見だが
それには従来の加速器を圧倒する巨大な加速エネルギーが不可欠

ILCは内部構造のない軽粒子(レプトン)を加速・衝突させるので反応は単純でクリーンだから精密実験には向いているが
粒子が軽いので衝突で得られるエネルギーは小さくCERNのLHCにすら及ばない、だからILCで発見できる粒子ならばLHCで既に発見されている

つまりILCでノーベル物理学賞を取れる可能性はほとんど皆無ということだ

ILCを日本に建設し維持・運転する上で日本が負担する総額は恐らく2兆円程度にはなる(金利や物価上昇は含まない現在の価値で)
この総額2兆円を生命科学(生物学、医学など)、材料科学(物性物理学、化学、金属工学など)、量子情報などの分野に40〜50年の期間で集中投下すれば
それこそ人々の幸福や利便に貢献できる成果が幾つも生まれるのは間違いないし、その中にはノーベル賞レベルの成果も少なくないだろう

要するに欧米の研究者はノーベル賞を期待できない裏方加速器(だが巨大だから建設・維持費は兆円単位の資金を要する)なんて必要だが面白くない代物は
日本つまりイエローモンキーの金で作らせたいのだよ

そもそも巨大加速器に関しては、世界最高の科学技術大国であるアメリカが1980年代にSSC建設を放棄することと近年になってLHCに次ぐ世界第2位の巨大加速器である
テバトロンの運転を打ち切る(つまり廃棄する)ことで、他の先進諸国に先駆けて一抜けたという事実を日本人は良く認識する必要がある

巨大加速器建設を中止しても、否、中止してその資金を他のもっと重要な科学技術分野に回したからこそ、アメリカは世界一の科学技術大国の地位を現在も維持しているのだ

日本も巨大加速器などという大金を要する割に実利(人々への貢献)でも科学技術全般の進歩への貢献面でもメリットの乏しい単なる見栄張りは速やかに止めて
生命科学、材料科学、量子情報といった学術的にも応用的にも遥かに重要な分野に研究資金を集中投下すべきだね、ノーベル賞が欲しいというのならば尚更だ