http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/skondo/saibokogaku/categories/scientific%20columns/fibonacchi.htm
皆さんの中に、フェルマーの最終定理の証明を「理解した」人、一人でもいますか?
もちろん筆者もちんぷんかんぷん、というか、理解しようと言う気にすらなりません。
だが、理解できなくても「フェルマーの最終定理が証明された」事実をみとめないわけにはいかない。
理解できないのは、こちらのお頭の能力の問題なのだから。
お代官様と同様に、数学様にはさからえないのである。

そういう状況に慣れると、
「数学様の言うことは、わからなくてもすべてが正しい」
、と盲目的に感じるようになってしまう。

フィボナッチ競馬必勝法はこうして生まれる。
ついでに言えば、最近の「これからは数学との融合が生命科学には必須」という方向性(誰が決めたんだ?)にも、なんだかそんなところがある。
よく考えずに、勝手に過大評価して数学様にすがっているように思えて仕方ない。

もちろん、数学的なアイデアが、生物学の問題の解決、それも非常に根本的なレベルでの解決につながることは十分にありうる。
生物学史上最大の発見であるメンデルの法則は、歴とした数理モデルであるし、チューリングの反応拡散モデルは形態形成の理解に必須のものになりつつある。
しかし、そういう極めつけの成功例には、前提として「現象の本質を見抜く目」が必須であり、道具としての数学の役割はそれほど大きくはないのだ。
そこんトコロを解っているのだろうか?

「データを採りまくってそれを数学で処理すれば万事解決」みたいなご意見を聞くと、なんだか、フィボナッチ馬券を買いまくってるのを見ているようで、心配になるのです。
みなさん、どう思われたでしょうか?ご意見をお待ちしております。
最後に一言。

実は、フィボナッチの理論をHPで紹介している証券会社はたくさんありますが、その中でも「ひまわり証券」という投資会社が有るそうです。
そこの社員のみなさん、だれもひまわりのらせんを数えたことなんか、無いんだろうなぁ。