2025/5/3 12:00

本間 英士

米国で環境への配慮から普及が進む紙製のストローをプラスチック製に戻す動きが起きている。トランプ大統領は紙ストローを
「環境に悪いし、不衛生だし、高価」と嫌悪し、バイデン前政権が進めた導入推進を図る政策を取りやめる大統領令に署名した。
環境意識の高い隣国カナダでも保守系野党が「プラスチック回帰」の主張を展開。ストローを巡り、保守とリベラルの価値観がぶつかる文化戦争が繰り広げられている。 
 


トランプ氏の怒り…「ばかげている」

「私は何度も経験したが紙ストローは破れたり、ぐちゃぐちゃになったりする。熱い飲み物だと数秒でダメになるときもある。こんな状況はばかげている」

ダイエットコークを普段から愛飲し、かつては1日に12本飲むと報じられたこともあるトランプ氏は2月10日、こう宣言。
プラスチック製のストローや容器の廃止を進めていたバイデン前大統領の取り組みを否定した。

https://www.sankei.com/article/20250503-2WWJ5YCGSVKU3GYPPU3RUGET44/