NHKは27日、委託事業者が結んだ衛星放送の受信料契約を巡って全国調査を実施した結果、
不正な契約手続きが4件判明し、余分に徴収した受信料約4万円を返金したと発表した。契約者が
地上契約を希望したのに、勝手に衛星契約と書き換えるなどしたという。

 他に、衛星放送が受信できないのに誤って結んだ契約が243件見つかり、約666万円を返金。
NHKは「結果を重く受け止め、委託事業者への指導を徹底する」としている。

 NHKによると、不正に契約を結んだのは、札幌放送局と沖縄放送局から委託された個人業者2人で
「業績を良く見せたい気持ちが働いた」などと話しているという。

 今年2月、長崎放送局が委託した会社の元社員による不正手続きが発覚したのを受け「衛星契約に
関する説明を受けた覚えがない」といった全国の契約者からの申し出約1700件を調査した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27HB5_Y7A620C1CC0000/