札幌圏の営業収入は年間約400億円あり、JR北の鉄道事業収入全体の約5割を占める。
国交省方針では、札幌圏における「収益最大化」を求めている。したがって、運賃値上げの可能性がある。
札幌圏のJR運賃は地下鉄に比べて安く、値上げの余地はあると考えられている。
快速「エアポート」の増発が検討されており、現状の毎時4本が、5本になる。

経営多角化も厳しい。駅前需要があるのは、主に札幌圏、その他は各主要都市の代表駅だ。
札幌圏主要駅や各主要都市の代表駅だと、出張や観光などの利用ウエイトは高く、客単価は高い。
いくら駅周辺の便利な土地を保有していても、その土地の担保能力が低ければホテルなどの開発資金を調達することはできない。
安定化を図るなら、札幌圏需要も強化する。