関空、第2ターミナルにビジネス機専用施設
今夏の旅客便は過去最多に
2018年3月20日 19:00

関西エアポートは20日、関西国際空港の第2
ターミナルにビジネスジェット機の専用施設を
6月に設けると発表した。ラウンジや保安検査場
などを備え、国内外の要人などが一般の施設を
使わずスムーズに搭乗手続きができる。また
2018年夏季(3月25日〜10月27日)の関空の
国際旅客定期便が過去最多になることも発表した。

ビジネスジェットは小型の航空機で発着時間や
目的地を自由に調整でき、企業幹部や資産家の
個人などが利用している。関空では17年度の
発着が約800回になる見通し。19年には大阪で
20カ国・地域(G20)首脳会議が予定される
など、利用が増えるとみている。

海外との旅客定期便は夏季に17年より50便多い
週1219便となる。日本航空がハワイ線を増やし、
ジェットスター・アジアがフィリピンのクラーク
線を就航する。北米や東南アジア、韓国方面
では、使用する航空機を大型機や中型機に替え
座席数を増やす動きが目立つ。

国際貨物便も週147便と17年夏より12便増える。
ルフトハンザ・カーゴがフランクフルト線を
就航、カーゴルックスイタリアがミラノ線を
増やす。関空では医薬品や電子部品の輸送が
伸びている。17年度の貨物取扱量は2月までで
前年度より14%増え、12年ぶりに年間で80万
トンを上回る見通しだ。