0001田杉山脈 ★2020/06/24(水) 19:01:17.41ID:CAP_USER
アップルはMacの独自チップ「Apple Silicon」移行計画の発表にともない、従来のx86向けアプリでもインストール時およびJIT(実行時)変換して動かせるRosetta(通称Rosetta2)も公表しています。これはかつて、PowerPCからIntel製プロセッサへの移行時に提供したRosettaの復活でもあります。
そのRosetta2で、ParallelsやVMwareといった仮想化ソフトウェア(Macの中にx86 Windows PCなどの仮想マシンを構築する)が動かせないことが明らかになりました。
アップルは今週公開された開発者向け文書のなかで、Rosetta2の制限を概説。そこでは「ほとんどの」Intelベースの翻訳はできるが、x86_64 コンピューター プラットフォームを仮想化する仮想マシンアプリは動作しないと明記されています。つまりParallelsやVMwareなどは、少なくとも現在のバージョンではネイティブにサポートされないということです。
以下、該当する箇所の引用です。
Rosettaは、ジャストインタイム(JIT)コンパイラを含むアプリを含む、ほとんどのインテルベースのアプリを翻訳することができます。しかし、Rosettaは次の実行可能ファイルを翻訳しません。
・カーネル拡張機能
・ x86_64コンピュータプラットフォームを仮想化する仮想マシンアプリ
Rosettaは、すべてのx86_64命令を翻訳しますが、AVX、AVX2、AVX512ベクトル命令などのいくつかの新しい命令セットとプロセッサ機能の実行はサポートしていません。これらの新しい命令をコードに含める場合は、それらが使用可能であることを確認した後にのみ実行します。たとえば、AVX512 ベクトル命令が使用可能かどうかを判別するには、sysctlbyname 関数を使用して hw.optional.avx512f 属性をチェックします。
またMacの現行モデルではWindows 10をインストールし、Macを再起動する際にmacOSとWindowsを切り替えられるBoot Campがサポートされています。が、アップルは同様の機能をApple Silicon搭載Mac向けに発表しておらず、存在するかどうかも言及していません。
米AppleInsiderによれば、アップルはRosetta2はアプリ開発者がユニバーサルバイナリ(Intelチップでも独自チップでも動くもの)を作る時間の猶予を与えるものの、実行速度が遅くてネイティブアプリの代わりにはならないと説明したとのことです。
とはいえ、VMware Fusionは次期macOS Big Sur互換の「技術プレビュー」を7月の早い時期に公開するとも予告しています。Boot Campの利用は難しいとしても、サードパーティ各社の頑張りしだいで(まさに社運がかかっていることもあり)仮想化ソフトウェアはApple Silicon上でも存続し続けるのかもしれません。
https://japanese.engadget.com/armmac-vm-030053707.html
そのRosetta2で、ParallelsやVMwareといった仮想化ソフトウェア(Macの中にx86 Windows PCなどの仮想マシンを構築する)が動かせないことが明らかになりました。
アップルは今週公開された開発者向け文書のなかで、Rosetta2の制限を概説。そこでは「ほとんどの」Intelベースの翻訳はできるが、x86_64 コンピューター プラットフォームを仮想化する仮想マシンアプリは動作しないと明記されています。つまりParallelsやVMwareなどは、少なくとも現在のバージョンではネイティブにサポートされないということです。
以下、該当する箇所の引用です。
Rosettaは、ジャストインタイム(JIT)コンパイラを含むアプリを含む、ほとんどのインテルベースのアプリを翻訳することができます。しかし、Rosettaは次の実行可能ファイルを翻訳しません。
・カーネル拡張機能
・ x86_64コンピュータプラットフォームを仮想化する仮想マシンアプリ
Rosettaは、すべてのx86_64命令を翻訳しますが、AVX、AVX2、AVX512ベクトル命令などのいくつかの新しい命令セットとプロセッサ機能の実行はサポートしていません。これらの新しい命令をコードに含める場合は、それらが使用可能であることを確認した後にのみ実行します。たとえば、AVX512 ベクトル命令が使用可能かどうかを判別するには、sysctlbyname 関数を使用して hw.optional.avx512f 属性をチェックします。
またMacの現行モデルではWindows 10をインストールし、Macを再起動する際にmacOSとWindowsを切り替えられるBoot Campがサポートされています。が、アップルは同様の機能をApple Silicon搭載Mac向けに発表しておらず、存在するかどうかも言及していません。
米AppleInsiderによれば、アップルはRosetta2はアプリ開発者がユニバーサルバイナリ(Intelチップでも独自チップでも動くもの)を作る時間の猶予を与えるものの、実行速度が遅くてネイティブアプリの代わりにはならないと説明したとのことです。
とはいえ、VMware Fusionは次期macOS Big Sur互換の「技術プレビュー」を7月の早い時期に公開するとも予告しています。Boot Campの利用は難しいとしても、サードパーティ各社の頑張りしだいで(まさに社運がかかっていることもあり)仮想化ソフトウェアはApple Silicon上でも存続し続けるのかもしれません。
https://japanese.engadget.com/armmac-vm-030053707.html