0001へっぽこ立て子@エリオット ★2017/12/19(火) 14:53:49.49ID:CAP_USER
2017年も残すところあとわずか。今年の大型IT投資として注目されるのが、コンビニエンスストア大手3社のPOS(販売時点情報管理)レジ刷新である。
ファミリーマートが2017年7月から、セブン-イレブン・ジャパンが10月から、ローソンが11月から順次レジの置き換えを進めている。店頭で変化に気づいた人もいるかもしれない。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/p01.jpg
レジの置き換えは3社ともに約10年ぶり。全国約2万店、4万5000台のレジを置き換える最大手のセブン-イレブンの投資額は約520億円(周辺システムを含む)に及ぶ。
この3社を取材して回ると、共通するキーワードが見えてくる。「省スペース」と「人手不足への対応」である。
さらに、異なる点があることも分かった。「例のボタン」を巡る対応である。
カウンタースペースをできるだけ空けたい
共通する2つのキーワードへのアプローチが鮮明なのが、ローソンの新型POSレジだ。15.6インチの縦長ディスプレーを2枚、顧客側とスタッフ側に配置した独特のデザインのレジを採用した。NECと共同開発した機種で、大手小売業での全面採用は初めてとみられる。
省スペース化について、ローソンの秦野芳宏経営戦略本部次世代CVS統括部長は「『からあげクン』などのファーストフードの販売を含めたスタッフの作業をしやすくするために、カウンタースペースをできるだけ空けたいと考えた」と言う。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/lawsonin.jpg
従来機に比べて幅を3分の2に抑えた。決済端末やレシートプリンターはディスプレー下に、自動釣銭機はさらにその下のカウンター内に収容することで、スペースを節約している。従来のレジのようなキーボードはなく、ディスプレーをタッチして操作する。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/family.jpg
ファミリーマートの新型POSレジ。サイズを従来比で13パーセント縮小。東芝テック製
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/seven.jpg
セブン-イレブン・ジャパンの新型POSレジ。電子マネーやICクレジット読み取り装置も一体化。東芝テック製
(中略)
必ず押す10のボタン
例のボタンとは「客層ボタン(客層キー)」のことである。「コンビニ名物」とも言える客層ボタン、セブン-イレブンは新型POSレジでも実装したが、ファミマとローソンは廃止した。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/button.jpg
理由を述べる前に、客層ボタンとは何かを解説しておく。セブン-イレブンの新旧レジには、10個組のボタンがある。左側の5個は青い文字(男性)、右側の5個は赤い数字(女性)で「12(〜12歳)」「19(〜19歳)」「29(〜29歳)」「49(〜49歳)」「50(50歳以上)」と印字され、性別・年代を表している。
このボタンは会計の最終段階で釣り銭を渡す直前に押すのが決まりで、会計が完了させるには必ず押さなければならない。
セブン-イレブンによれば、同社が1985年に業界で初めて客層ボタンを導入し、その後他社にも広がったという。それから30年超が経過した今、セブン-イレブンは客層ボタンを残し、ファミマとローソンは廃止することになった。
コンビニではスーパーマーケットなどに比べて狭い店内に限られた商品しか置けず、顧客分析と適切な商品発注は店舗運営の生命線になる。これを重視する姿勢は3社とも変わらない。客層ボタンの存廃には、各社のポイントカード・電子マネー戦略の違いが影響している。
セブン-イレブンの森祐樹事業システム企画部CVSシステムシニアオフィサーは「客層ボタンはあくまでも残す」と話す。顧客の外見で判断して客層ボタンを押す場合に、間違いはどうしても避けられない。だがセブン-イレブンの場合、正解率は8割以上あり、分析の正当性に影響はないと判断している。
(後略)
以下ソースで
2017/12/19
ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/
ファミリーマートが2017年7月から、セブン-イレブン・ジャパンが10月から、ローソンが11月から順次レジの置き換えを進めている。店頭で変化に気づいた人もいるかもしれない。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/p01.jpg
レジの置き換えは3社ともに約10年ぶり。全国約2万店、4万5000台のレジを置き換える最大手のセブン-イレブンの投資額は約520億円(周辺システムを含む)に及ぶ。
この3社を取材して回ると、共通するキーワードが見えてくる。「省スペース」と「人手不足への対応」である。
さらに、異なる点があることも分かった。「例のボタン」を巡る対応である。
カウンタースペースをできるだけ空けたい
共通する2つのキーワードへのアプローチが鮮明なのが、ローソンの新型POSレジだ。15.6インチの縦長ディスプレーを2枚、顧客側とスタッフ側に配置した独特のデザインのレジを採用した。NECと共同開発した機種で、大手小売業での全面採用は初めてとみられる。
省スペース化について、ローソンの秦野芳宏経営戦略本部次世代CVS統括部長は「『からあげクン』などのファーストフードの販売を含めたスタッフの作業をしやすくするために、カウンタースペースをできるだけ空けたいと考えた」と言う。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/lawsonin.jpg
従来機に比べて幅を3分の2に抑えた。決済端末やレシートプリンターはディスプレー下に、自動釣銭機はさらにその下のカウンター内に収容することで、スペースを節約している。従来のレジのようなキーボードはなく、ディスプレーをタッチして操作する。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/family.jpg
ファミリーマートの新型POSレジ。サイズを従来比で13パーセント縮小。東芝テック製
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/seven.jpg
セブン-イレブン・ジャパンの新型POSレジ。電子マネーやICクレジット読み取り装置も一体化。東芝テック製
(中略)
必ず押す10のボタン
例のボタンとは「客層ボタン(客層キー)」のことである。「コンビニ名物」とも言える客層ボタン、セブン-イレブンは新型POSレジでも実装したが、ファミマとローソンは廃止した。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/button.jpg
理由を述べる前に、客層ボタンとは何かを解説しておく。セブン-イレブンの新旧レジには、10個組のボタンがある。左側の5個は青い文字(男性)、右側の5個は赤い数字(女性)で「12(〜12歳)」「19(〜19歳)」「29(〜29歳)」「49(〜49歳)」「50(50歳以上)」と印字され、性別・年代を表している。
このボタンは会計の最終段階で釣り銭を渡す直前に押すのが決まりで、会計が完了させるには必ず押さなければならない。
セブン-イレブンによれば、同社が1985年に業界で初めて客層ボタンを導入し、その後他社にも広がったという。それから30年超が経過した今、セブン-イレブンは客層ボタンを残し、ファミマとローソンは廃止することになった。
コンビニではスーパーマーケットなどに比べて狭い店内に限られた商品しか置けず、顧客分析と適切な商品発注は店舗運営の生命線になる。これを重視する姿勢は3社とも変わらない。客層ボタンの存廃には、各社のポイントカード・電子マネー戦略の違いが影響している。
セブン-イレブンの森祐樹事業システム企画部CVSシステムシニアオフィサーは「客層ボタンはあくまでも残す」と話す。顧客の外見で判断して客層ボタンを押す場合に、間違いはどうしても避けられない。だがセブン-イレブンの場合、正解率は8割以上あり、分析の正当性に影響はないと判断している。
(後略)
以下ソースで
2017/12/19
ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121700978/