京セラは、スマートフォンやウエアラブル(身に着ける)端末向けの水晶振動子で、世界最小サイズの製品を開発した。大阪大と共同開発した高精度加工技術を活用。東近江市の工場などで本年度中に量産を開始する。
水晶振動子は、水晶の板に電気を流して振動させ、電子機器に正確な基準信号を送る部品。スマホ1台に数個搭載される。従来品は縦1ミリ、幅1・2ミリが最小だった。
新製品は縦0・8ミリ、幅1ミリ、厚さ0・3ミリ。大阪大の山村和也准教授との共同研究でプラズマとガスによる化学反応で表面を加工する技術を開発し、従来品と同じ正確性や耐熱性を保ちながら、表面積を33・3%削減することに成功した。量産体制も確立した。
新たな加工技術は従来品の一部の生産にも応用。今後は自動車の自動運転用機器や通信基地局向けなどの製品開発にも生かす。
http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2017/04/20170420124138kyosera.jpg
京セラが開発した世界最小サイズの水晶振動子(1目盛りは0・5ミリ)
【 2017年04月20日 12時43分 】
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20170420000063
水晶振動子は、水晶の板に電気を流して振動させ、電子機器に正確な基準信号を送る部品。スマホ1台に数個搭載される。従来品は縦1ミリ、幅1・2ミリが最小だった。
新製品は縦0・8ミリ、幅1ミリ、厚さ0・3ミリ。大阪大の山村和也准教授との共同研究でプラズマとガスによる化学反応で表面を加工する技術を開発し、従来品と同じ正確性や耐熱性を保ちながら、表面積を33・3%削減することに成功した。量産体制も確立した。
新たな加工技術は従来品の一部の生産にも応用。今後は自動車の自動運転用機器や通信基地局向けなどの製品開発にも生かす。
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京セラが開発した世界最小サイズの水晶振動子(1目盛りは0・5ミリ)
【 2017年04月20日 12時43分 】
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