中国、「人工太陽」コアシステム開発に成功 世界先進水準に

中国科学院合肥物質科学研究院プラズマ研究所「核融合炉の中で真空容器は炉心に最も近く、放射性物質の安全障壁になる」と指摘する。1億度以上となるプラズマの装置内での安定を確保するだけでなく、超伝導電磁石の安全バリアーとしての役目も果たすため、精度、溶接、透磁率などに対し極めて高い基準が求められる。同システムは「夸父」の19あるサブシステムの一つで、真空容器の8分の1セクターの開発を終えたことで、研究チームは核融合炉の環状真空容器のコア技術を完全にクリアしたと言えるという。