ロシア極東に朝鮮人がはじめて現れたのは、1860年代のことといわれている。
初期の移民は、祖国で飢饉に襲われ、生活の糧を求めて沿海州にやって来た人々であった。
1910年、日本が朝鮮を植民地化すると、その政治的・経済的圧迫を逃れ、より多くの朝鮮人がロシア領に流入して来るようになった。
ロシアに移住して来た朝鮮人はその大部分が農業に従事していたが、彼らにとって最も深刻な問題は、その大部分が土地を持たないか、わずかな土地しか持っていないことであった。
多くの朝鮮人の経済状態は惨めなもので「次の収穫まで食糧が足りないこともしばしば」(9) であった。