星を、撃ち落とそうとしたことがある。
無謀な挑戦だった。一人で挑むには星は遠く、巨大であった。それでも自分は、撃ち落とさねばならないと決意し、ありったけの砲弾を星に撃ち込み……ほんの少しくらいは、手応えもあったんじゃないかと思っている。

問題は、この『星』というのがバーチャルYouTuber集団『アイドル部』であり、自分が撃ち落とそうと決めたきっかけが、『夜桜たま=楠栞桜の契約解除』だったということである。