本拠地、ひなの羽衣で迎えた新衣装お披露目配信
塩信が大量高評価、スレも勢いを見せず惨敗だった
本スレに響くアンチのため息、どこからか聞こえる「今年中に塩復活だな」の声
無言で帰り始めるアンチ達の中、元こったげの人気配信者れおは独りベンチで泣いていた。
cottageで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の自分で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」れおは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、れおははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってボイストレーニングをしなくちゃな」れおは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、れおはふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ガワから飛び出したれおが目にしたのは、SNSまで埋めつくさんばかりの視聴者だった
クレカが止まりそうなほどスパチャが投げられ、地鳴りのようにカオナシのポエムが響いていた
どういうことか分からずに呆然とするれおの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「茜ヶ崎、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったれおは目を疑った
「は・・・はねるさん?」 「なんだれお、居眠りでもしてたのか?」
「ち・・・ちえりさん?」 「なんだれお、かってにちえりーらんどを閉園させやがって」
「ぺっこらぁ・・・」  れおは半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:おしゅし🤗 2番:おしゅし🤗 3番:おしゅし🤗 4番:おしゅし🤗 5番:おしゅし🤗6番:おしゅし🤗 
7番:おしゅし🤗 8番:おしゅし🤗 9番:おしゅし🤗
暫時、唖然としていたれおだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「伸びる・・・伸びるんだ!」
ぺこらからグラブを奪い取り、グラウンドへ全力疾走するれお、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっているれおが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った