昨日あったことを話すぜ。

俺は無職童貞34歳。
誕生日ということで両親と回る寿司屋に行ったのだ。
楽しい誕生日になるはずだった。

そこへ高校の同級生(妻子持ち)がやってきた。
俺は極度の人見知りで小中高友達はいない。

奴は俺の顔を覚えていなかったが俺は覚えている。
そして最悪の事態が訪れる。
テーブル席で俺は食っていたのだが奴は俺たち家族の隣にきたのだ。
俺はとっさにフードをかぶった。
惨めな姿がばれるという本能が働いたのだ。
怪しまれはしたが気づかれることはなかった。
寿司をこそこそ食べていたら、涙がでてきた。
わさびなど入っていないのに、なぜだろう。
俺はバリバリ働いて結婚もしているはずの年なのに。
子供の笑い声が余計辛かった。
惨めな誕生日会は終わった。