金が無えガキの頃は、ワンプレイに命懸けだった
なけなしの50円玉を握りしめゲーセンに向かい、プレイはせずゲーセン内をウロウロする
そうしてデモ画面や他人のプレイをひたすら見続けるのだ
たまに大型筐体に座ってハンドルや操縦悍を動かして、プレイしてる振りをすることを忘れてはならない
お金を使ってるアピールをして、不審者だと思われないようにするためだ

様々なゲームを何時間も見続けて内容を覚えることで、だんだんとワンコインで長く遊べそうなゲームがわかってくる
ターゲットが決まってもまだプレイはしない
今度は他の人がプレイ始めるのを待ち続け、始めたらすかさずベガ立ちで見守り、敵のパターンや攻略法を頭に叩き込む

さて、ここまで何時間経ったであろうか…
ついに震える手で魂の50円玉を投入し、プレイ開始するのである