2026年1月22日

大学ジャーナルオンライン編集部

 山口大学大学院医学系研究科は、猫から人へ感染する感染症「猫ひっかき病」について、医療現場で即座に診断可能な「迅速検査キット」を開発・実用化するためのプロジェクトを立ち上げ、研究費のクラウドファンディングを開始した。

 「猫ひっかき病」は、その名の通り猫がひっかいた傷から「バルトネラ・ヘンセレ」という細菌に感染する病気で、ひっかき傷の他にも、感染した猫に舐められたり触れたりした手で目をこすっただけでも感染する可能性がある。
 感染した猫の多くは無症状だが、人間が感染すると、リンパ節の腫れや発熱症状が現れる。まれに、視力が低下する視神経網膜炎や肝臓や脾臓に肉芽(こぶのような塊)ができる肝脾肉芽腫などを発症することがある。
免疫力が低下するとさらに重い症状を引き起こすこともある。特に秋から冬にかけて増加する傾向にあり、患者の半数以上(約6割)は15歳以下の子どもで、日本では推定で年間約1万人が罹患している。

https://univ-journal.jp/994183/

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