「量子性」を測定する温度計が現代物理学にもたらすインパクト
物理学者たちは、熱力学第二法則に反しているように見える「異常な」熱の流れを利用することで、「量子もつれ」を壊さずに検出することに成功した。

 物理法則のなかでも、直感的に理解しやすいものがあるとすれば、熱力学第二法則だろう。
 「熱は自然に高温の物体から低温の物体へと流れる」という法則だ。
 ところがいま、アレクサンドレ・デ・オリヴェイラ・ジュニアは、穏やかに、しかもさりげなく、わたしがこの法則をまったく理解していなかったことを教えてくれた。

 コペンハーゲンのカフェで席をともにした際、ブラジル人の物理学者デ・オリヴェイラは、熱いコーヒーのカップと冷たいミルクのポットを例に説明してくれた。
 これらを接触させれば、確かに熱は高温の物体から低温の物体へと流れる。
 1850年にドイツの科学者ルドルフ・クラウジウスが初めて示したとおりだ。
 だがデ・オリヴェイラによれば、条件によっては、量子力学の法則が作用することで、熱の流れが逆転し、低温から高温へ流れることがあるという。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

Wired 2026.01.27
https://wired.jp/article/a-thermometer-for-measuring-quantumness/