オレンジジュースを飲むと1700個の遺伝子活性が変化すると判明――血圧・代謝・炎症にも関連
2025.12.01 20:00:52 MONDAY
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/188738
>>健康な20〜30代の男女20人に60日間、毎日500ミリリットルの100%オレンジジュースを飲んでもらい、飲む前と後で血液中の免疫細胞を調べたところ、1700個以上の遺伝子活性に加えて、RNAといった「遺伝子の裏方スタッフ」もまとめて動いており、血圧や脂質代謝、炎症などに関わるルートが一斉にチューニングされていたのです。
>>研究内容の詳細は2025年10月30日に『Molecular Nutrition & Food Research』にてオンライン先行発表されました。
>>具体的には、高血圧と関連する遺伝子が下がり、炎症のスイッチ役の遺伝子も抑えられ、脂質や脂肪細胞に関わる遺伝子などは「より健康的なプロファイル」と著者らが解釈できる方向に変化していました。
>>同じオレンジジュースを飲んでいても、体重によって「どのスイッチが押されやすいか」が違う可能性が見えてきます。
>>これは、オレンジジュースの持つ生体作用が人それぞれの体質によって異なる可能性を示すものです。
>>研究者たちはコンピューターシミュレーションを使用して、ジュース中のフラボノイドは体内で分解されその分解物が体内で遺伝子発現を制御する転写因子(遺伝子のON/OFFを決めるタンパク質)に結合しうることを予測しました。
>>本研究により、「オレンジジュースには遺伝子レベルで体を調節しうる治療的可能性がある」ことがより強く裏付けられたと著者らは述べています。
>>もっとも、本研究は遺伝子の働き方の変化を主に調べたものであり、オレンジジュースの具体的な健康効果――たとえば血圧がどれくらい下がったかといった詳細な数字は本論文では新たに解析していません。