科学と法律事務所の仁義なき戦い!除草剤「ラウンドアップ」訴訟の行方、2026年の米国で下される最後の審判
唐木英明( 東京大学名誉教授)

 2025年は除草剤「ラウンドアップ」について、大きな動きがあった年だった。
 米国で数万人のがん患者らがドイツの製薬大手バイエルを相手取り起こしている訴訟で、バイエル側が「安全である」と主張する根拠となる論文が撤回された。
 しかしその後、トランプ大統領がすべての訴訟が取り消しになり得る宣言をした。
 長年続いていた争いが大きな転換点を迎え、26年にまた大きな動きを見せそうだ。

 そもそも、この「ラウンドアップ訴訟」はどのように起きて、現在にまでつながっているのか。
 この物語は単なる裁判の話ではなく、「科学」と「企業活動」と「訴訟ビジネス」と「政治」が複雑に絡み合う、一発逆転と裏切りのノンフィクション・サスペンスである。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

wedge 2025年12月31日
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40014