D (著)・パルモ (編集)
公開: 2025-12-18 18:00
ある日車が動かなくなる奇妙な事件がロシアで多発。そこにはポルシェという共通点があった。
11月末から12月上旬にかけ、ロシア各地で数百台のポルシェが突如として走行不能に陥った。
エンジンが動かず、ドアも開かないなどの異常が相次ぎ、かの有名なドイツ発祥の高級車が一夜にして無用の長物と化したのだ。
一体何が起きたというのだろう?
衛星通信が途絶えセキュリティシステムが作動
高級車であるポルシェがただの鉄の塊となってしまった奇妙な出来事だが、のちに原因は衛星セキュリティシステムの通信途絶にあることが判明した。
ポルシェ専用の車両追跡・盗難防止システム「Vehicle Tracking System(VTS)」は、GPS追跡システムに近いが、盗難防止機能と直結する点が決定的な違いである。
衛星通信を通じて車両の位置を監視し、異常があればエンジンを停止させる仕組みとなっている。
通信が途絶えたことでシステムが「盗難」と誤認したため、燃料供給の遮断や突然のエンジン停止といった、盗難防止装置の作動を招き、結果として数百台のポルシェが同時期に走行不能となったという。
だが、急な異常事態に「意図的な妨害」説も浮上。各国メディアが取り上げる事態へと発展している。
https://karapaia.com/archives/572877.html
ロシアのディーラーが暫定対応
