>>1の理論を下記の観測機器と組み合わせよう!
中国の巨大地下ニュートリノ観測所「JUNO」が初の観測結果を発表
2025年12月01日 23時00分
https://gigazine.net/news/20251201-juno-china-neutrino-observatry/
>> JUNOの検出器は、素粒子ニュートリノを捉えるために設計された世界最大級の装置です。実験の中心となるのは直径35.4mのアクリル製球体で、その内部には2万トンもの液体シンチレーターが満たされています。液体シンチレーターは荷電粒子が通過した際に微弱な光を発する液体で、この球体を取り囲むように、約1万8000本の20インチ光電子増倍管(PMT)と約2万6000本の3インチ光電子増倍管が配置されており、これらが液体シンチレーター内で発生したわずかな光を検出します。
>> さらに、検出器全体は直径43.5メートル、深さ44メートルの円筒形プールの中に沈められており、外部からの放射線ノイズを遮断するために超純水で満たされています。
>> この検出器は、約53km離れたところにある陽江原子力発電所と台山原子力発電所から放出される反電子ニュートリノを観測対象としています。反電子ニュートリノが液体シンチレーター中の陽子と衝突すると、逆ベータ崩壊と呼ばれる反応が起こり、陽電子と中性子が生成されます。この際、陽電子が発する信号と、中性子が水素原子核に捕獲された際に発する信号を時間差で検出することで、ノイズの中からニュートリノ反応を高い精度で選別します。
>> また、JUNOでは宇宙線ミューオンによるバックグラウンドノイズを除去するために、水チェレンコフ検出器やトップトラッカーと呼ばれる装置も併用されており、極めて純度の高いデータ取得が可能となっています。
>> 2025年8月26日から11月2日までの間に取得されたデータを用いた解析により、JUNOは「太陽ニュートリノ振動パラメータ」に関して世界最高精度の測定結果を得ることに成功しました。ニュートリノ振動とは、ニュートリノが飛行中にその種類を変える現象のことで、この現象を記述するためには混合角や質量二乗差といったパラメータが必要になります。
>>これまで、太陽の核融合反応で生成される「太陽ニュートリノ」の観測から得られたデータと、原子炉の核分裂反応で生成される「原子炉ニュートリノ」の観測から得られたデータの間にはわずかな不一致が指摘されており、未知の物理法則が存在する可能性が示唆されていました。JUNOの今回の測定結果はこの不一致を再確認するものであり、今後さらにデータを蓄積し、太陽ニュートリノと原子炉ニュートリノの両方を同一の検出器で測定することで、このズレが統計的な誤差なのか、あるいは標準模型を超える新しい物理現象によるものなのかを検証できると期待されています。
量子ビット向け材料の性能「位相緩和時間」の予測が容易に - 東北大など [すらいむ★]
9名無しのひみつ
2025/12/02(火) 06:56:13.90ID:bN0d2cl1レスを投稿する
