ゲノム上の紫外線損傷 修復の瞬間 細胞内で可視化

 東京大学定量生命科学研究所の松本翔太助教と胡桃坂仁志教授らの研究グループは、神戸大学バイオシグナル総合研究センターの菅澤薫教授、大阪大学大学院基礎工学研究科の岩井成憲名誉教授、山元淳平准教授らと共同で、細胞内のゲノムDNA上の紫外線損傷をUV-DDBタンパク質複合体が修復している瞬間の立体構造を可視化することに成功したと発表した。
 UVV-DDBがヌクレオソーム上の損傷に直接結合していることが明らかになった。
 UV-DDBタンパク質は日常的な紫外線損傷の修復に関わり、指定難病である色素性乾皮症の原因因子でもある。
 同疾患のメカニズム解明や治療薬開発につながると期待される。

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科学新聞 2025.11.21
https://sci-news.co.jp/topics/10537/