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【研究成果】幻聴に関連した脳構造特徴を発見
大学院総合文化研究科
2022/12/22
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20221222100000.html
>>• 過去の幻聴体験のみならず、MRI撮像時点での幻覚の有無と脳の関連性を検討することにより、幻聴の発生と持続過程に関する結果を得ることができました。
>>3つの撮像プロトコルデータを結合した大規模データセットを用いて、脳構造特徴を統合失調症幻聴あり群、幻聴なし群、健常対照群の3群で比較し分析しました。その結果、発語処理過程に関わる部位を含めた5つの脳部位で、幻聴あり群に有意な差があることがわかりました。さらに幻聴あり群を、MRI撮像時点での幻聴持続の有無で検討したところ、幻聴持続群では非持続群に比べて、両側海馬体積が減少していることが明らかになりました。
>>幻聴があり、会話をしている声が聞こえたり話しかけてくる「対話性幻聴」、行動を命令してくる「命令性幻聴」、自分の考えが声になって聞こえる「考想化声」など、単に音が聞こえるのではなく、比較的複雑な形式であることが特徴的です。

統合失調症患者が「思考」と「外部の音」を区別できなくなるメカニズム
2025.07.19 SAT
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/163195
>>「幻聴あり」グループ、「幻聴なし」グループ、「健常者」グループで、ある言葉を話そうとする時の脳の働きの違いを調べたのです。
>>その結果、幻聴の原因が自分の言葉を予測・認識する機能である「遠心性コピー(efference copy)」「随伴発射(corollary discharge)」の不具合にあると分かりました。