東京科学大学
https://www.isct.ac.jp/ja/news/9pgrphj76wo7
より、適宜編集のうえ引用
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概要
東京科学大学 総合研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所の石塚知香子准教授 他は、
質量数180や190の「水銀同位体が核分裂する際に見られる左右非対称な核分裂パターンと放出されるエネルギー」を解き明かすために、新しい「五次元ランジュバン動力学モデル」を開発しました。
このモデルでは、複合核の形状を表すパラメータを全て変数として時間変化させるのが特徴です。

さらに、核分裂の途中で複数の中性子が飛び出す「マルチチャンス核分裂」の影響もモデルに組み込み、
実験結果を精度良く再現することに成功しました。
特に驚きだったのは、いわゆる魔法数による「シェル効果」という、
原子核の中の特別な安定性が、30?50 MeVという高いエネルギーでも残っていることを
はっきりと確認できた点です。
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以下略