「1日が1時間」最速の自転速度をもつ褐色矮星は、なぜかみんな同じ速度になっていた
公開日2021.04.11 19:00:48 SUNDAY
褐色矮星は、惑星よりも重いけれど、恒星のように激しく核融合を起こして燃え上がるほどには重くない、という中間層の天体です。
この褐色矮星は、理論的に存在が予想されていたものの、実際に初めて発見されたのは1994年になってからです。そのため、実は多くの謎に包まれた天体です。
そんな中、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡のデータを使った新しい研究が、もっとも速く回転する褐色矮星は、存在する位置も質量も年齢もまるで異なるにもかかわらず、ほぼ同じ速度で回転しているのを発見したと報告したのです。
研究チームは、これが偶然の速度の一致ではなく、褐色矮星がある制限速度を超えて回転するとバラバラに崩壊してしまう可能性があるという考えを述べています。
この研究に関する論文は、科学雑誌『The Astronomical Journal』への掲載が決まっています。
参考文献Trio of Fast-Spinning Brown Dwarfs May Reveal a Rotational Speed Limit(NASA)