量子コンピューターでも計算不能。科学の「決定不能性」問題に挑み始めた研究者たち
数学者やコンピューターサイエンティストは、本質的に答えの出せない問いが存在することを昔から知っている。そしていまや物理学者たちも、現実の物理世界における予測の限界「決定不能性」問題に挑み始めた。

 1814年、フランスの学者ピエール=シモン・ラプラスは、現状のすべてを知ることができる賢い「悪魔」がいれば、その悪魔にとっては未来もすべて予測可能だと主張した。
 それは、この宇宙は完全に理解可能だという彼の考えを明快に表す思考実験であり、物理学があらゆるものを予測可能にするはずだという当時の楽観主義の高まりを示すものだった。
 それ以来、そうした野心は現実によって繰り返し屈服させられるのだが。

 そんな一撃のひとつが、1900年代前半の量子力学の発見だ。
 量子の世界において、粒子は測定されない限り常に曖昧な「可能性」の領域に存在する。
 厳密な位置というものがないため、悪魔にも知ることはできない。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

Wired 2025.06.05
https://wired.jp/article/next-level-chaos-traces-the-true-limit-of-predictability/