科学誌ネイチャー「米中AI競争は土俵が違う」――「中国は製造業土台に実用型、アメリカは投資型」

 2月18日、イギリスの科学雑誌ネイチャー(Nature)は<中国はDeepSeekで波紋を投げかけたが、その真の野望はAI主導の産業イノベーションだ>というタイトルの論考を掲載した。
 タイトルからは具体性が想像しにくいかもしれないが、概括的に見るならば、以下の3点を主張していると言っていいだろう。

 ●中国には膨大な製造業があるため、中国の AI は製造現場から絶え間なく湧き出てくるニーズによりイノベーションが駆動され、それを製造現場にフィードバックし実際の問題を解決することによって、さらなる向上が図られている。

 ●ところがアメリカでは(製造業が空洞化しているため)常に投資家にとって魅力的な存在であることをアピールしていなければならないので、派手なニュースがなければAI半導体を推進していくことができない。  

 ●したがって米中間の競争というのは「土俵が全く異なるため」比較優位を語ることが困難だとさえ言える。(以上)

(以下略、続きはソースでご確認ください)

遠藤誉 中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士 3/5(水) 8:56
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/cff536face30c5a6017521c2ed5909c4543f55a6