散りゆく超新星の傍らで太陽系は生まれた

 夜空を見上げて「私たちはどこから来たのだろう…」と考えたことはありませんか?

 これまでの研究により、私たちの身体を形づくる原子は、実は遥か彼方の星々の中で作られたものだといわれます。

 かの有名な天文学者カール・セーガンが “We are made of starstuff”(私たちは星の物質でできている)と語ったように、星が生まれ、進化し、爆発で散りゆく過程こそが、宇宙全体にさまざまな元素を供給する“源”だというわけです。

 この壮大な「星のリサイクル工場」の中で、46億年前に太陽系は誕生しました。

 しかし、どうやらその舞台は、思っていたよりにぎやかだったかもしれません。

 東京大学の研究によって、太陽系誕生の直前にはすぐ近くに大質量星が存在し、激しい爆発(重力崩壊型超新星)を起こしながら、太陽系の赤ちゃん(原始惑星系円盤)に豊富な元素をもたらした可能性が示されました。

 つまり、私たちの太陽系は「母なる大質量星」の“余熱”をたっぷり浴びて生まれた、いわば二世代目以降の産物ともいえるわけです。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2025.01.28 17:00:28
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/169495