この人の本面白かったわ
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『人類と気候の10万年史』(bluebacks/立命大教授)

■氷期が数万年毎に定期的に来る。現在は間氷期。氷期は現在よりも10℃ほど低い。
 これは札幌と鹿児島位の差だ。

■地球の気候は常に変動している。1億年前は南極にも氷床が存在しなかった。
 2憶5千万年は現在よりも10℃高くシダ類に覆われていた。

■しかし温暖化にはfeedbackが働くので上限がある。植物が増えて二酸化炭素が
 減るため。それに対して寒冷化にはそれがなく全球凍結などが起きる。

■最近の100万年に焦点を当てると、10万年毎に氷期が来ている。これは
 地球の公転軌道が楕円→円と定期的変化するため。楕円になると温暖になる
 (離心率変動)。

■今から1万1600年前に氷期は突然終わった。5℃〜7℃暖かくなり変化の速度も
 数年の範囲だった。

■気温の変化により当然植生も変わる。福井県水月湖付近では温暖期では杉が
 広がり、寒冷期では白樺などが生えていた。

■1993年は記録的冷夏で米が不作となった。ピナツボ火山の影響と言われる。
 日本では年間800万屯米を生産しているがその年は200万屯ほど輸入した。
 備蓄は1-2年不作でも問題無い量だが、江戸時代の飢饉では5年冷夏が続いた。
 こうなると対応できない。

■寒冷期は寒いだけではなく気候が不安定なのが特徴。寒冷期でも赤道付近なら
 農耕は可能だが、広まなかったのはおそらく不安定のため