低周波電磁波を照射 体内の発生電流計測 岡山大・塚田教授が成功 健康への影響調査に期待
(2005年04月01日
>> 電磁波を浴びた体内で電流が発生することは既に知られている。塚田教授は電流がさらに磁界(磁気のある場所)をつくることに着目。電磁波を人体に照射して誘導電流を起こさせ、発生する磁気の強さを高感度のセンサーでキャッチ、それを電流の強さに換算する装置を開発した。
>> 実験では、照射する電磁波の強さを、家電製品などを扱う日常生活で自然に浴びるとされる微弱なレベル(数マイクロテスラ)に固定。一キロヘルツから徐々に周波数を変えながら、最も低い四〇〇ヘルツまでの電磁波で誘導電流の検知に成功した。
>> 装置は、心筋の収縮や腹式呼吸など人の生理現象で体内に流れる電流と分離して検知でき、電磁波照射による誘導電流は腹式呼吸で自然発生する電流より約百倍強いことも分かったという。
>> 塚田教授は「一般家電の電力周波数(五〇または六〇ヘルツ)を検知できるよう精度を高め、複数のセンサーを用いることで電流の流れ方を突き止めたい」としている。
>> 田中三郎・豊橋技術科学大教授(超伝導電子工学)の話 低周波電磁波による電流の検知は例がない。電流の強さや流れる経路が分かれば人への影響を調べる手がかりになるだろう。