ネアンが伝えた遺伝子も悪いものばかりじゃないよ。
ネアンデルタール人は、飢餓状態で生存に有利な遺伝子を持っていた。それは成長ホルモン受容体遺伝子GHRd3の変異で、ホモ・エレクトゥスの頃からあった遺伝子。
現在では、アフリカ人の48%、欧州人の31%が持っている。日本人でこの変異を持つのは13%だけ。東アジアの人間は2万7000年前頃からこの変異を持たない人が急に多くなったらしい。