一見カリスマ、実は問題児…「サイコパスなエリート」とどう付き合う?

>>サイコパスが生まれた背景
>>私たちの祖先は、アフリカにいた狩猟採集時代からずっと、わずか100人程度の小さな集団で暮らしており、そこで生涯を過ごしてきました。限られたメンバーで、現代社会の家族や職場よりもずっと密なコミュニケーションを取り、一連託生で暮らしていたのです。

>>したがって、その集団に不適応となってしまうサイコ属は本来生き残れませんでした。そのため、サイコ属は少数者です。それでも皆無ではない理由は、古くから「飢饉が長引いてどこかに移住しないとならない」などの特別の場合に、サイコ属が大きな役割を果たしてきたからです。
>>リーダーとなったサイコ属は、危険をかえりみずに集団を率いて、新天地を目指していけます。危機的な状況を生き延びるためにサイコ属の能力が必要とされる時もあったため、そのような遺伝情報を持つ人が現代にもいるのです。

>>サイコ属の中には、この特性を使って結婚詐欺を働く者がいます。外見上の魅力があり、相手を裏切ってもその相手の苦悩を感じなければ、結婚詐欺にはもってこいの素質です。
>>他者を操作しようとする点では、ナルシストと共通するところがあります。しかしサイコ属は、ナルシストほど自己中心的ではありません。他者の感じるところに無頓着なのと同様に、自分の感覚にも無頓着なのです。だからこそ、一般の人々からは危険とも思える困難に、彼(女)らは挑戦できるのです。

>>実はサイコ属の多くは、苦悩の多い青少年期を過ごしています。いたずら好きで粗暴、人に迷惑をかける問題児とされやすいのです。きっと道徳の情操教育は、まったく理解できない時間であったでしょう。