映画マトリックスで、
ネオは弾丸をよけるまでもなく手で掴み首をかしげるだけで落としてみせた
物質にはそれぞれ固有の波長がある(物理学的に真だ)
光は物質か?と問われるならば誰もがそうでないと答えるだろう(これもまた真だ)
物を動かすに手で押したり物質を当てたりして動かすことはできても、
光を照射させることで物を動かすことはありえない
ネオがしたように見ているだけで弾を落とすことなど不可能だ
「見ている?」
それは光の作用である
その弾の空間的マトリックスが完全に把握されているならば、
それに対する同じく完全なる波長の視線を帯びせることは可能かもしれない
であれば、
物理的処与なしに、目線(光)で弾を落とすこと動かすことはできる
光の正体である電磁波について我々は実際のところ何もわかっていない
電気とは何か?磁場とは何か?
我々は言葉によって人を動かすことができる
相手がそれを「解する」からだ
それは波長を受けることに他ならない
言葉は明らかに物質ではない、人は物質であるのに
物質でないものによって物質を動かす例証はそんな身近にある
ふるく古今和歌集の仮名序にも伝える
>生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける。
>力をも入れずして天地を動かし、
>目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女の仲をも和らげ、
>猛き武士の心をも慰むるは、歌なり。
歌とは物理的波長に他ならない(物理的真だ)