昆虫食の最大の利点は、牛や豚などの家畜と比べて飼育の際の環境負荷が桁違いに小さいことです。
コオロギの場合、食べられるようになるまで育てるのに必要なエサの量は、牛と比べると5分の1、水の量は77分の1。
さらに、飼育によって排出される温室効果ガスは、なんと1780分の1ほどで済んでしまうのです。

例えば、およそ500匹のコオロギを、ふ化から成虫になるまで育てるのに必要な水の量はわずか500ミリリットルほど、つまりペットボトル1本分で済みます。