米国のハーバード大学で行われた研究によれば、これまで別物だと考えられていた
「通過可能なワームホール」と「量子テレポーテーション」が、実は同じ現象に対して
異なる解釈をしていたに過ぎないことが実験的に示されました。

新たに行われた研究では量子プロセッサーに通過可能なワームホールの特性を疑似的に
組み込むことで、量子力学と相対性理論の結び付けに成功します。

さらに「量子もつれ」の状態にある量子をワームホールの端と端に配置することで、
量子の情報がワームホールの内部を一瞬で通過する「ワームホールを用いた量子
テレポーテーション」つまり「ワームホールテレポーテーション」を再現することに
成功しました。

にわかには信じがたい話ですが、論文が掲載された『Nature』は自然科学分野で最も
権威ある学術誌であり、結論に至る過程も科学的妥当性があるものとなっています。