>>686
ティプラーの主張は、技術文明に達した知的生命体は、必然的にフォン・ノイマン機械を
作り出すであろうから、それがどのぐらいの早さで広がって行くかを計算したものです。
分かりやすく説明すると、他の太陽系に到達したロボット科学探査機が、その太陽系の
小惑星の資源などを使って、自分と同じ探査機の子供を作って別の恒星系に旅立たせて
いくことを繰り返す、自己増殖する自動機械です。この機械の目的は、知的生命体の誕生
を見守るだけで、その星系の自然環境を破滅させるようなものではないとします。こうし
て、各ねずみ算式に増えていくと、せいぜい数百万年程度で、銀河系のすべての恒星系
に行き渡ってしまうことを計算して見せたのです。もし我々の太陽系に、他の恒星系か
らきたそういうロボット探査機が来ていないのだから、銀河系内で技術文明をもった知的
生命体は、地球人が銀河系開闢以来初めての存在であるという結論でした。