https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2f/Papilio_homerus_ulster.jpg
ジャマイカ特産のチョウであるホメルスアゲハ
西インド諸島はハリケーンが多いとか大陸と繋がった時期のタイミングとか
噴火して殆どの生物がいなくなったとかそんな島ばかりでチョウの種類が少ない
その数少ない種類が案外固有種だったりするのでややこしく、また多くの種類は採集禁止とか
ワシントン条約掲載種である

その中でも特に数が少ないと言われるのがこの種類で、
ジャマイカでも基本的には北側の標高100~1000mくらいの森林にいる
ジャマイカは南側は年間雨量800㎜の乾燥地帯ばかりでこのチョウは住めない所が殆ど
一応南側でも、南西部の山に何とか住めるところもあるが
北海岸は雨量が倍以上になり、地域特に標高によっては5000㎜にも8000mmにも雨量が増えるが
標高100mだとそこまでは雨量は多くない
ブルーマウンテンを育む気候である
なお、ジャマイカの北側でも沿岸部はあまり年間雨量が多くないところが特に北部の真ん中あたりには多く
西寄りと東寄りに偏るとされている

このチョウは翅は標本状態で15㎝ほどでそんなに物凄くは大きくないが下方向にも長いので
面積が非常に広く、西半球最大のチョウの1つとされる事もある

幼虫の餌はハスノハギリというクスノキなどと同程度に原始的な植物の仲間で、ジャマイカ特産の
Hernandia catalpifoliaなどだという

ジャマイカでも個体数が1000匹もいないとされ、ワシントン条約付属書Ⅰ掲載種となっている