美しい蝶「ミヤマカラスアゲハ」あやうし 減少率は絶滅危惧種相当
日本に生息する美しいチョウと言えば、ミヤマカラスアゲハは外せない。
羽の表面に緑や青の光沢が輝く、大型のアゲハチョウの仲間だ。
ミヤマは「深山」が由来で、山奥や渓谷でよく見られる。
(以下略、続きはソースでご確認ください)
朝日新聞DIGITAL 9/15(木) 11:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/909758c2871727671837788d069c3b6da1e27b12
【昆虫】美しい蝶「ミヤマカラスアゲハ」あやうし 減少率は絶滅危惧種相当 [すらいむ★]
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1すらいむ ★
2022/09/15(木) 21:55:09.71ID:CAP_USER2022/09/15(木) 22:08:12.58ID:qdG8/+om
アカムラサキブルーハゲアタマ
2022/09/15(木) 22:10:32.06ID:nfPrR1dX
スカイハイ
4名無しのひみつ
2022/09/15(木) 22:14:23.87ID:PZjAYu/n 旦那は家事を「やっているつもり」?妻が作成した家事育児の分担図が話題に!
5名無しのひみつ
2022/09/15(木) 22:44:47.98ID:s5DxTKFO これはマジできれいやな
これもやはり農薬まき過ぎなんやろか
それとも外来動植物に関係あるんか
これもやはり農薬まき過ぎなんやろか
それとも外来動植物に関係あるんか
6名無しのひみつ
2022/09/15(木) 23:21:57.25ID:3dCcI8ve 食草
ミカン科のキハダ、カラスザンショウ、ハマセンダン、コクサギなどである。栽培種はあまり好まないので、ミカン科野生種の生えている深山に多く見られ
ミカン科のキハダ、カラスザンショウ、ハマセンダン、コクサギなどである。栽培種はあまり好まないので、ミカン科野生種の生えている深山に多く見られ
7名無しのひみつ
2022/09/15(木) 23:22:51.12ID:3dCcI8ve エノキが食草のオオムラサキが少ないのは成虫が樹液で暮らすのも一因と思われる
2022/09/15(木) 23:35:04.16ID:7i7FiOZ5
あやうし って久々に聞いた
2022/09/16(金) 01:31:35.58ID:0XI9lcSA0
みんな何処へいっちゃうのかなー
10名無しのひみつ
2022/09/16(金) 04:05:31.16ID:tigMIfbX 自分の家の近所だと20年前はミヤマカラスアゲハがいたんだが
気が付いたたらカラスアゲハばかりになってしまった
気温上昇のせいかもな
寒い地域だと今でもミヤマカラスアゲハの方が多い
最近は関東地方のやや北寄り、程度だと
クロアゲハ、オナガアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハが
半径10km圏内で全て見られる事もある
以前はここにモンキアゲハとナガサキアゲハがいなくてミヤマカラスアゲハがいたのだが
気が付いたたらカラスアゲハばかりになってしまった
気温上昇のせいかもな
寒い地域だと今でもミヤマカラスアゲハの方が多い
最近は関東地方のやや北寄り、程度だと
クロアゲハ、オナガアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハが
半径10km圏内で全て見られる事もある
以前はここにモンキアゲハとナガサキアゲハがいなくてミヤマカラスアゲハがいたのだが
11名無しのひみつ
2022/09/16(金) 04:24:53.62ID:tigMIfbX ミヤマカラスアゲハは地域にも拠るのだが、日本で最も美しいチョウの1つと言われている
黒の地色に緑や青の鱗粉をグラデーションをつけてまぶしたようなデザインで、
濃淡の差によって前翅や後翅に緑や青の殆ど帯状になったような(しかし肉眼ですら容易に
緑色と黒の鱗粉がほぼ同じところにあって完全にピカピカキラキラでないと分かる程度の)
鱗粉の配置になっている
カラスアゲハだと緑や青の鱗粉が少しだけ少ない。更に青の鱗粉の比率が多くなるし
それ以上に黒ややや茶色っぽい部分が少しだけ増える
日本国内では一般に、北に行くほどミヤマカラスアゲハが増え、更に美しくなる
北海道東部のものは特に美しく、その中でもメスの春型のミヤマカラスアゲハは
青や緑の鱗粉が多くて前翅にも後翅にも帯状の部分がくっきりと出て後翅の赤い紋も鮮やかで
世界の「カラスアゲハ類」でも屈指の美麗個体群とされ、海外でも標本が高く売られている
カラスアゲハやミヤマカラスアゲハはオスの前翅に毛の生えた部分があり、性標と呼ばれる
この部分のせいでメスより青緑の鱗粉の面積が小さいので、カラスアゲハ類はオスよりメスの方が
美しいという人もいる、が、個人的にはオスの方が緑の鱗粉全体では鮮やかだと思う
一方でメスの方が後翅に赤い紋が出やすく、総合するとやっぱりメスの方が派手な種類という事になるか?
ロシア極東地域にもミヤマカラスアゲハはいて、そこでは「ヨーロッパ白人のいる国では最大、最美のチョウである」
という訳の分からん定義で区分されている
黒の地色に緑や青の鱗粉をグラデーションをつけてまぶしたようなデザインで、
濃淡の差によって前翅や後翅に緑や青の殆ど帯状になったような(しかし肉眼ですら容易に
緑色と黒の鱗粉がほぼ同じところにあって完全にピカピカキラキラでないと分かる程度の)
鱗粉の配置になっている
カラスアゲハだと緑や青の鱗粉が少しだけ少ない。更に青の鱗粉の比率が多くなるし
それ以上に黒ややや茶色っぽい部分が少しだけ増える
日本国内では一般に、北に行くほどミヤマカラスアゲハが増え、更に美しくなる
北海道東部のものは特に美しく、その中でもメスの春型のミヤマカラスアゲハは
青や緑の鱗粉が多くて前翅にも後翅にも帯状の部分がくっきりと出て後翅の赤い紋も鮮やかで
世界の「カラスアゲハ類」でも屈指の美麗個体群とされ、海外でも標本が高く売られている
カラスアゲハやミヤマカラスアゲハはオスの前翅に毛の生えた部分があり、性標と呼ばれる
この部分のせいでメスより青緑の鱗粉の面積が小さいので、カラスアゲハ類はオスよりメスの方が
美しいという人もいる、が、個人的にはオスの方が緑の鱗粉全体では鮮やかだと思う
一方でメスの方が後翅に赤い紋が出やすく、総合するとやっぱりメスの方が派手な種類という事になるか?
ロシア極東地域にもミヤマカラスアゲハはいて、そこでは「ヨーロッパ白人のいる国では最大、最美のチョウである」
という訳の分からん定義で区分されている
12名無しのひみつ
2022/09/16(金) 04:39:56.59ID:tigMIfbX 日本国内だとカラスアゲハやミヤマカラスアゲハは分布の北限近くで大きく美しくなると言われがちである
しかし北海道東部だと綺麗なのだが、北海道北部だとやや地味になると評する人がいる
これらのチョウはユーラシア東部にかなり広く分布する
しかしミヤマカラスアゲハと同種であると分かったシナカラスアゲハなどは緑の鱗粉が非常に少なく
後翅に白い紋があって赤い紋も多く、要するに有毒なジャコウアゲハに擬態している
カラスアゲハの方は必ずしも北の方ばかりが綺麗という訳ではなく
八丈島のものなども美しい
だが例えば九州の個体などはやや茶色い部分が増える
沖縄や奄美には別種のオキナワカラスアゲハがいる
更に八重山のものもヤエヤマカラスアゲハとして別種になってしまった
カラスアゲハに非常に近いとされる、東南アジア大陸部にいるクジャクアゲハという種類がいて
これなどは乾季の激しい地域だと黒い部分が多いが
タイ・カンボジア国境沿岸山地にいるものなどは後翅に大きなくっきりとした青緑色の紋が出て
これがカラスアゲハの系列では最も美しいものの1つ、とされる
ミヤマカラスアゲハの最も美しいものが北海道東部、カラスアゲハ系の最も美しいものが
タイ東南部にいる、という事になる(インド東部の雨量の多い森林地帯にいるものも青緑の紋がはっきりしている。
世界で最も犠牲者を出したトラがいたクマーウン地域にも、このようなクジャクアゲハが見られる)
しかし北海道東部だと綺麗なのだが、北海道北部だとやや地味になると評する人がいる
これらのチョウはユーラシア東部にかなり広く分布する
しかしミヤマカラスアゲハと同種であると分かったシナカラスアゲハなどは緑の鱗粉が非常に少なく
後翅に白い紋があって赤い紋も多く、要するに有毒なジャコウアゲハに擬態している
カラスアゲハの方は必ずしも北の方ばかりが綺麗という訳ではなく
八丈島のものなども美しい
だが例えば九州の個体などはやや茶色い部分が増える
沖縄や奄美には別種のオキナワカラスアゲハがいる
更に八重山のものもヤエヤマカラスアゲハとして別種になってしまった
カラスアゲハに非常に近いとされる、東南アジア大陸部にいるクジャクアゲハという種類がいて
これなどは乾季の激しい地域だと黒い部分が多いが
タイ・カンボジア国境沿岸山地にいるものなどは後翅に大きなくっきりとした青緑色の紋が出て
これがカラスアゲハの系列では最も美しいものの1つ、とされる
ミヤマカラスアゲハの最も美しいものが北海道東部、カラスアゲハ系の最も美しいものが
タイ東南部にいる、という事になる(インド東部の雨量の多い森林地帯にいるものも青緑の紋がはっきりしている。
世界で最も犠牲者を出したトラがいたクマーウン地域にも、このようなクジャクアゲハが見られる)
13名無しのひみつ
2022/09/16(金) 04:54:54.55ID:tigMIfbX カラスアゲハの仲間をアキリデスといい、ルリモンアゲハ、オオルリアゲハ、オビクジャクアゲハ、
アオネアゲハなどといった名前の付いた黒地に青緑の鱗粉や帯や紋がある種類が何種類もいる
同じ種類でも地域ごとに亜種や変種や型に細かく分かれている
フィリピンではルソン島やミンドロ島にルソンカラスアゲハという種類がいて、これは日本人が発見した
その後でワシントン条約付属書Ⅰに記載され、採集や標本の売買譲渡禁止となった
インド東部に、ジャコウアゲハ類への擬態を極めたオナシカラスアゲハという尾状突起も無く地味な種類がいて
これは採集例がこの数十年間ほぼゼロと言われたが、21世紀になってからインドの軍人が
生きていて水たまりで水を飲んでいる個体をビデオ撮影したものを投稿して、マニアの間で話題になった
まあ、オオルリアゲハがいるだけでこの仲間がどれだけ青くて綺麗なチョウか分かるというところか
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/ff/CRW_5380-11.jpg
アオネアゲハなどといった名前の付いた黒地に青緑の鱗粉や帯や紋がある種類が何種類もいる
同じ種類でも地域ごとに亜種や変種や型に細かく分かれている
フィリピンではルソン島やミンドロ島にルソンカラスアゲハという種類がいて、これは日本人が発見した
その後でワシントン条約付属書Ⅰに記載され、採集や標本の売買譲渡禁止となった
インド東部に、ジャコウアゲハ類への擬態を極めたオナシカラスアゲハという尾状突起も無く地味な種類がいて
これは採集例がこの数十年間ほぼゼロと言われたが、21世紀になってからインドの軍人が
生きていて水たまりで水を飲んでいる個体をビデオ撮影したものを投稿して、マニアの間で話題になった
まあ、オオルリアゲハがいるだけでこの仲間がどれだけ青くて綺麗なチョウか分かるというところか
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/ff/CRW_5380-11.jpg
14名無しのひみつ
2022/09/16(金) 13:12:22.65ID:tjkwj3+U たしかに近年見かけなくなったね。
このアゲハ蝶も幼虫は柑橘類の木を好むの?
このアゲハ蝶も幼虫は柑橘類の木を好むの?
15名無しのひみつ
2022/09/16(金) 13:25:03.74ID:saIiRzzo >>14
いわゆる「ミカン、オレンジ」は食べない
いわゆる「ミカン、オレンジ」は食べない
16名無しのひみつ
2022/09/16(金) 13:30:59.05ID:saIiRzzo ミカン科だが果実を食用に出来ないキハダとかカラスザンショウだからなあ
先駆植物ゆえ雑木林が安定していたら個体数は増えない
先駆植物ゆえ雑木林が安定していたら個体数は増えない
17名無しのひみつ
2022/09/16(金) 14:29:14.45ID:gONLQsUP 普通のカラスアゲハはよく庭に飛んできたな。
18名無しのひみつ
2022/09/16(金) 21:36:39.67ID:3U63DJDq 天敵のいない外国に持っていくとええよ。
20名無しのひみつ
2022/09/17(土) 09:03:28.81ID:VY8OpgxA ひらひら飛んでるところを見ただけでは
アゲハとキアゲハの見分けはつかんしクロアゲハとカラスアゲハの見分けもつかん
アオスジアゲハだけは、あああいつだとすぐにわかるけど
アゲハとキアゲハの見分けはつかんしクロアゲハとカラスアゲハの見分けもつかん
アオスジアゲハだけは、あああいつだとすぐにわかるけど
21名無しのひみつ
2022/09/17(土) 09:30:42.07ID:jRMjUurm22名無しのひみつ
2022/09/17(土) 12:24:50.95ID:y96DG11w 杉林が広がって広葉樹を殺して行ってるんやろ
23名無しのひみつ
2022/09/17(土) 19:38:54.64ID:i1zNXfQV モミジアオイにカラスアゲハが停まってる夏の風景が目に浮かぶ
24名無しのひみつ
2022/09/17(土) 21:19:31.25ID:jRMjUurm ミヤマカラスアゲハ
https://www.ne.jp/asahi/hokkaido/swanbay/ageha/miyama/00701.jpg
オスのミヤマカラスアゲハは緑や青が多い
前翅の後ろの方に毛の生えた部分がある
これは夏型
上のアドレスの最後の部分を変えて
00704.jpg
これがミヤマカラスアゲハの♀かつ春型
グリーンが強い、って書いてあるが自分にはどうも前翅の黒い部分の多さも目立つし
前翅の帯部分を「黄金色に輝く」という人もいるんだが、自分には半端に白っぽく見えてしまうんだが
一方で後翅の赤い紋は流石に美しく、緑、赤いちょっと眼玉っぽい紋などのせいで
この仲間はpeacock swallowtailなどと呼ばれる
なおミヤマカラスアゲハは前翅も後翅も帯状の紋がある
ミヤマカラスアゲハは夏型はかなり大きくなり、ユーラシアでも屈指の大型のPapilio属のアゲハチョウとされている
日本はクロアゲハも含めかなり大型のアゲハチョウがいる地域であり
これより大きいのはスラウェシとかモルッカ諸島やアフリカ中~西部やジャマイカなどにしかいない
https://www.ne.jp/asahi/hokkaido/swanbay/ageha/miyama/00701.jpg
オスのミヤマカラスアゲハは緑や青が多い
前翅の後ろの方に毛の生えた部分がある
これは夏型
上のアドレスの最後の部分を変えて
00704.jpg
これがミヤマカラスアゲハの♀かつ春型
グリーンが強い、って書いてあるが自分にはどうも前翅の黒い部分の多さも目立つし
前翅の帯部分を「黄金色に輝く」という人もいるんだが、自分には半端に白っぽく見えてしまうんだが
一方で後翅の赤い紋は流石に美しく、緑、赤いちょっと眼玉っぽい紋などのせいで
この仲間はpeacock swallowtailなどと呼ばれる
なおミヤマカラスアゲハは前翅も後翅も帯状の紋がある
ミヤマカラスアゲハは夏型はかなり大きくなり、ユーラシアでも屈指の大型のPapilio属のアゲハチョウとされている
日本はクロアゲハも含めかなり大型のアゲハチョウがいる地域であり
これより大きいのはスラウェシとかモルッカ諸島やアフリカ中~西部やジャマイカなどにしかいない
25名無しのひみつ
2022/09/17(土) 21:23:53.27ID:jRMjUurm https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5b/Papilio_bianor_male_on_flower.JPG
カラスアゲハ
これだって美しいが、青い鱗粉の密度はミヤマカラスよりやっぱり低いのかなあ
また後翅に帯状の紋は殆ど無い
カラスアゲハ
これだって美しいが、青い鱗粉の密度はミヤマカラスよりやっぱり低いのかなあ
また後翅に帯状の紋は殆ど無い
26名無しのひみつ
2022/09/17(土) 21:37:10.07ID:jRMjUurm https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/fa/Papilio_protenor_02.jpg
クロアゲハ
カラスアゲハと比べると随分地味、だが黒地に後翅裏側の赤い紋はやっぱり夏の終わり~初秋などに見るとどきつい
これもかなり大きくなるチョウである
日本産は尾状突起があるが台湾のものはそれが無くなる
ベトナムのものなどは尾状突起がなく、翅全体に青い鱗粉がやや多い感じになる
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f7/Papilio_macilentus.JPG
オナガアゲハ
これとクロアゲハ見分けるのは本当に難しいw
標本にすると翅の形が全然違う
オナガアゲハの方が、有毒のジャコウアゲハへの擬態としては上手?と止まっている所の形だけで思われがちだが
飛んでいる時だとそれに反論する人もいる
クロアゲハ
カラスアゲハと比べると随分地味、だが黒地に後翅裏側の赤い紋はやっぱり夏の終わり~初秋などに見るとどきつい
これもかなり大きくなるチョウである
日本産は尾状突起があるが台湾のものはそれが無くなる
ベトナムのものなどは尾状突起がなく、翅全体に青い鱗粉がやや多い感じになる
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f7/Papilio_macilentus.JPG
オナガアゲハ
これとクロアゲハ見分けるのは本当に難しいw
標本にすると翅の形が全然違う
オナガアゲハの方が、有毒のジャコウアゲハへの擬態としては上手?と止まっている所の形だけで思われがちだが
飛んでいる時だとそれに反論する人もいる
27名無しのひみつ
2022/09/18(日) 00:32:27.28ID:ji4BTkwL モンキアゲハ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ee/Black_Butterfly_with_red.jpg
クロアゲハの翅をごつくして白い紋を付けた、というところか
かつては関東地方では湘南辺りからしか見つからなかった(何故か筑波山南斜面に残存している)が
今では東北南部ですら見られるようになった
日本のアゲハチョウでは最大級で特に面積が大きい
翅が大きく力強いこと、また翅の白い紋を源氏の白い旗に見立ててゲンジチョウとかカマクラとか呼ばれた事もあるが
後にアゲハチョウの仲間は広くゲンジチョウと呼ばれるようになったともいう
また逆に、黒に赤紋だけのクロアゲハがヘイケ?というのだがこれは殆ど呼ばれない
熱帯アジアでもモンキアゲハは見られるが日本の亜種よりずっと小柄になってしまう
現地では卵から羽化まで1ヶ月も掛からないくらいの成長速度で、体が大きくなり切らないのだという
逆に山形県あたりでは年1化で、じっくり餌を食べて巨大化する
その代わりモンキアゲハの近縁種でもっと翅が太くごついイスワラモンキアゲハなどというのが熱帯だと
一部地域で見られたりする
山地に多く、やはり熱帯低地で気温が高過ぎると大型化には適さない
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ee/Black_Butterfly_with_red.jpg
クロアゲハの翅をごつくして白い紋を付けた、というところか
かつては関東地方では湘南辺りからしか見つからなかった(何故か筑波山南斜面に残存している)が
今では東北南部ですら見られるようになった
日本のアゲハチョウでは最大級で特に面積が大きい
翅が大きく力強いこと、また翅の白い紋を源氏の白い旗に見立ててゲンジチョウとかカマクラとか呼ばれた事もあるが
後にアゲハチョウの仲間は広くゲンジチョウと呼ばれるようになったともいう
また逆に、黒に赤紋だけのクロアゲハがヘイケ?というのだがこれは殆ど呼ばれない
熱帯アジアでもモンキアゲハは見られるが日本の亜種よりずっと小柄になってしまう
現地では卵から羽化まで1ヶ月も掛からないくらいの成長速度で、体が大きくなり切らないのだという
逆に山形県あたりでは年1化で、じっくり餌を食べて巨大化する
その代わりモンキアゲハの近縁種でもっと翅が太くごついイスワラモンキアゲハなどというのが熱帯だと
一部地域で見られたりする
山地に多く、やはり熱帯低地で気温が高過ぎると大型化には適さない
28名無しのひみつ
2022/09/18(日) 00:49:30.66ID:ji4BTkwL ナガサキアゲハ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/53/%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F.jpg
オスは黒くてメスは赤や白の紋を持ちメスの方が綺麗な種、と言われがちだが
オスは青い鱗粉を軽くまぶしたような色彩で、これも評価次第でどっちが綺麗かとよく言われる
尾状突起が無いのも特徴である
かつては九州以南にしかいなかったが、どんどん分布が拡大し今では関東北部ですら黒いアゲハの半分以上がナガサキアゲハか?
と言われる所すらある
個体によっては巨大化し翅の長さだけなら日本のチョウで最も大きくなる
これもモンキアゲハ同様に熱帯アジアに広く分布するがそこの個体はやっぱり小さくなる
しかしナガサキアゲハのメスはややジャコウアゲハに擬態したいのかな?というデザインだが
これが暖かい国や地域だと顕著になり、メスに尾状突起があったり、翅がやたら白くなったり
前翅の上半分が白かったり下半分が白かったり、全体が白っぽかったり、と様々なデザインになる
これらはオオゴマダラの擬態ではとかキシタアゲハの擬態ではとも言われる
また南の方にいるものはオスの青い鱗粉が日本のものよりずっと多くなり、飛んでいるときなどは
後翅全体がギラギラ光って見えるようなものすらいる
またナガサキアゲハは熱帯アジア各種にその近縁種あるいは代置種と呼ばれる種類がいて
メスの翅の裏側に赤い色がべったりと伸びるように広がったフィリピンのアカネアゲハや
オスの青い色が極度に広がったスリランカのテンジクアゲハなどが有名である
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0d/Scarlet_Mormon.jpg
アカネアゲハ。表もかなり赤い部分が多い。しかしこれも変異が多い
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/53/%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F.jpg
オスは黒くてメスは赤や白の紋を持ちメスの方が綺麗な種、と言われがちだが
オスは青い鱗粉を軽くまぶしたような色彩で、これも評価次第でどっちが綺麗かとよく言われる
尾状突起が無いのも特徴である
かつては九州以南にしかいなかったが、どんどん分布が拡大し今では関東北部ですら黒いアゲハの半分以上がナガサキアゲハか?
と言われる所すらある
個体によっては巨大化し翅の長さだけなら日本のチョウで最も大きくなる
これもモンキアゲハ同様に熱帯アジアに広く分布するがそこの個体はやっぱり小さくなる
しかしナガサキアゲハのメスはややジャコウアゲハに擬態したいのかな?というデザインだが
これが暖かい国や地域だと顕著になり、メスに尾状突起があったり、翅がやたら白くなったり
前翅の上半分が白かったり下半分が白かったり、全体が白っぽかったり、と様々なデザインになる
これらはオオゴマダラの擬態ではとかキシタアゲハの擬態ではとも言われる
また南の方にいるものはオスの青い鱗粉が日本のものよりずっと多くなり、飛んでいるときなどは
後翅全体がギラギラ光って見えるようなものすらいる
またナガサキアゲハは熱帯アジア各種にその近縁種あるいは代置種と呼ばれる種類がいて
メスの翅の裏側に赤い色がべったりと伸びるように広がったフィリピンのアカネアゲハや
オスの青い色が極度に広がったスリランカのテンジクアゲハなどが有名である
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0d/Scarlet_Mormon.jpg
アカネアゲハ。表もかなり赤い部分が多い。しかしこれも変異が多い
29名無しのひみつ
2022/09/18(日) 01:06:42.80ID:ji4BTkwL https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2b/Papilio_polymnestor-Kadavoor-2016-07-27-002.jpg
テンジクアゲハのオス。薄い青が広がる
メスは少し茶ばんだ感じになる
インド南部からスリランカに掛けて普通に見られるが
現地の政策により採集禁止になっている
アカネアゲハは稀に南西諸島の一部でフィリピンからの迷チョウが記録される
シナカラスアゲハPapilio syfaniusは後翅に白い紋が大きく広がり緑の鱗粉は少ししか無い
完全にジャコウアゲハ擬態となる
こんな地味なチョウだが、>>1のミヤマカラスアゲハと同種だとの事
ジャコウアゲハ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1b/Atrophaneura_alcinous_alcinous_s2.JPG
これはオス。メスは白っぽい。また横から見ると腹が赤い
有毒で、属もAtrophaneuraで普通のアゲハとは違う
ジャコウアゲハ類は日本でも南西諸島にベニモンアゲハというのがいるが
熱帯で実に様々に種分化しており、世界最大のチョウであるトリバネアゲハも広い意味で
ジャコウアゲハの仲間という事になっていて、幼虫の形なども近い
テンジクアゲハのオス。薄い青が広がる
メスは少し茶ばんだ感じになる
インド南部からスリランカに掛けて普通に見られるが
現地の政策により採集禁止になっている
アカネアゲハは稀に南西諸島の一部でフィリピンからの迷チョウが記録される
シナカラスアゲハPapilio syfaniusは後翅に白い紋が大きく広がり緑の鱗粉は少ししか無い
完全にジャコウアゲハ擬態となる
こんな地味なチョウだが、>>1のミヤマカラスアゲハと同種だとの事
ジャコウアゲハ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1b/Atrophaneura_alcinous_alcinous_s2.JPG
これはオス。メスは白っぽい。また横から見ると腹が赤い
有毒で、属もAtrophaneuraで普通のアゲハとは違う
ジャコウアゲハ類は日本でも南西諸島にベニモンアゲハというのがいるが
熱帯で実に様々に種分化しており、世界最大のチョウであるトリバネアゲハも広い意味で
ジャコウアゲハの仲間という事になっていて、幼虫の形なども近い
30名無しのひみつ
2022/09/18(日) 10:46:26.76ID:ji4BTkwL https://www.tokyo-park.or.jp/nature/hachijo/creature/img/8karasuage.jpg
八丈島のカラスアゲハ
ここのは美しくて大きい
昨今はDNA塩基配列で分類が決まってきたが
オキナワカラスアゲハなどは(かつてはミヤマカラス系なのではという人もいたが)
フィリピンのルソンカラスアゲハと同じクレード!というのが分かって来た
https://static.amanaimages.com/imgroom/cen3tzG4fTr7Gtw1PoeRer/32073/32073000640.jpg
ところで同じフィリピンで、現在は「ルソンカラスアゲハと同種」とされるミンドロカラスアゲハは
塩基配列の分散が大きく確かにルソンカラスアゲハの範疇には入るらしいのだが
異議を挟む人がいる、という
昔は本当にミンドロ島に独自のカラスアゲハがいて、それがルソンカラスアゲハと雑種になったりして
今一つ多様性が残ったまま全体として種群になっちゃった、のか???
とにかくDNAで見るとカラスアゲハと、ヒマラヤ~インドシナのクジャクアゲハはやっぱり同種になってしまった
八丈島のカラスアゲハ
ここのは美しくて大きい
昨今はDNA塩基配列で分類が決まってきたが
オキナワカラスアゲハなどは(かつてはミヤマカラス系なのではという人もいたが)
フィリピンのルソンカラスアゲハと同じクレード!というのが分かって来た
https://static.amanaimages.com/imgroom/cen3tzG4fTr7Gtw1PoeRer/32073/32073000640.jpg
ところで同じフィリピンで、現在は「ルソンカラスアゲハと同種」とされるミンドロカラスアゲハは
塩基配列の分散が大きく確かにルソンカラスアゲハの範疇には入るらしいのだが
異議を挟む人がいる、という
昔は本当にミンドロ島に独自のカラスアゲハがいて、それがルソンカラスアゲハと雑種になったりして
今一つ多様性が残ったまま全体として種群になっちゃった、のか???
とにかくDNAで見るとカラスアゲハと、ヒマラヤ~インドシナのクジャクアゲハはやっぱり同種になってしまった
31名無しのひみつ
2022/09/18(日) 13:37:04.63ID:LjjcLGCB 美しい ずっと見てられる
32名無しのひみつ
2022/09/18(日) 18:00:36.44ID:rUv+6iQS 美しいな、だけど蝶に限らず虫たちは自然のなかにいる姿がいちばん美しい
蝶なら花から花へひらひらと舞う姿が美しいと感じる
標本にされてしまった虫は凄いなとは思っても美しいとは思えないんだな俺は
蝶なら花から花へひらひらと舞う姿が美しいと感じる
標本にされてしまった虫は凄いなとは思っても美しいとは思えないんだな俺は
33名無しのひみつ
2022/09/19(月) 19:26:36.39ID:01c+DYht クロアゲハ・ナガサキアゲハをカラスアゲハと勘違いしてる人が多そう
カラスアゲハも住宅地では少ない
カラスアゲハも住宅地では少ない
34名無しのひみつ
2022/09/19(月) 21:04:15.15ID:ZgiREVEx 子供の頃は黒いアゲハは全部カラスアゲハだと思ってたわ
35名無しのひみつ
2022/09/20(火) 14:14:34.58ID:j5WlZUcU 日本ではミヤマカラスアゲハより地味と言われるカラスアゲハだが
http://yutaka.it-n.jp/pap/10780030.html
カラスアゲハとほぼ同一種とされるクジャクアゲハのタイ東南部産の
ピンラッタナイという亜種は
多分カラスアゲハとかミヤマカラスアゲハと名前が付いているチョウでは
最も青緑色の鱗粉の密度および数が多い、と言われる事もある
生息域は1000m台の山地があり、昆虫各種も
同緯度のサバンナ平原やビーチリゾートでは見られずまた他地域とも
多少なりとも違う亜種だったりするものが多い
http://yutaka.it-n.jp/pap/10780030.html
カラスアゲハとほぼ同一種とされるクジャクアゲハのタイ東南部産の
ピンラッタナイという亜種は
多分カラスアゲハとかミヤマカラスアゲハと名前が付いているチョウでは
最も青緑色の鱗粉の密度および数が多い、と言われる事もある
生息域は1000m台の山地があり、昆虫各種も
同緯度のサバンナ平原やビーチリゾートでは見られずまた他地域とも
多少なりとも違う亜種だったりするものが多い
36名無しのひみつ
2022/09/24(土) 20:46:02.80ID:3sxBJNqH >>24
>これより大きいのはスラウェシとかモルッカ諸島やアフリカ中~西部やジャマイカなどにしかいない
スラウェシはチョウが大きくなりウシが小さくなる変わった島だが
スラウェシのチョウの多くは確かにジャワとかボルネオとかフィリピンより大きくなるのだが
実は「スラウェシのアオスジアゲハはボルネオのより大きい!」と言っても日本のアオスジアゲハと
同じくらいの大きさだった李
「スラウェシのツマベニチョウは東南アジアで最も大きい!」と言っても、実は沖縄のツマベニチョウのほうが
大きい、という事が往々にしてある
また、スラウェシだけが大きいのでなくてその東のモルッカ諸島にも同じ種類ならニューギニアより大きい、
というのがかなりいて、インドネシア東部の赤道直下の島々の特徴であるとも言える
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/36/Papilio_jordani._Male_above%2C_female_below._Both_collected_from_North_Sulawesi.png
スラウェシのジョーダンアゲハというアゲハチョウ
オオゴマダラの近縁種のIdea blanchardiiという、これは日本のオオゴマダラより更に大きい種類に
メスが擬態している
ナガサキアゲハ近縁らしい
そんな大きなチョウに擬態するためにわざわざ巨大化したようなチョウである
>これより大きいのはスラウェシとかモルッカ諸島やアフリカ中~西部やジャマイカなどにしかいない
スラウェシはチョウが大きくなりウシが小さくなる変わった島だが
スラウェシのチョウの多くは確かにジャワとかボルネオとかフィリピンより大きくなるのだが
実は「スラウェシのアオスジアゲハはボルネオのより大きい!」と言っても日本のアオスジアゲハと
同じくらいの大きさだった李
「スラウェシのツマベニチョウは東南アジアで最も大きい!」と言っても、実は沖縄のツマベニチョウのほうが
大きい、という事が往々にしてある
また、スラウェシだけが大きいのでなくてその東のモルッカ諸島にも同じ種類ならニューギニアより大きい、
というのがかなりいて、インドネシア東部の赤道直下の島々の特徴であるとも言える
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/36/Papilio_jordani._Male_above%2C_female_below._Both_collected_from_North_Sulawesi.png
スラウェシのジョーダンアゲハというアゲハチョウ
オオゴマダラの近縁種のIdea blanchardiiという、これは日本のオオゴマダラより更に大きい種類に
メスが擬態している
ナガサキアゲハ近縁らしい
そんな大きなチョウに擬態するためにわざわざ巨大化したようなチョウである
37名無しのひみつ
2022/09/24(土) 20:52:37.96ID:3sxBJNqH Papilio属でも日本のアゲハやキアゲハ、あるいはクロアゲハのように
ミカン科を食べ、100歩譲ってセリ科を食べる、それ以外は認めん!
という変な区切りだと、>>36のジョーダンアゲハや
モルッカ諸島のガンブリシウスアゲハPapilio gambrisiusが
世界最大級のアゲハか?という事になる
https://www.aureus-butterflies.de/WebRoot/Store18/Shops/17926950/5B11/4471/83FE/838C/4868/0A0C/6D04/D3B0/P1220074.JPG
メスは色々な色がある。「メスアカモンキアゲハ群」とされる仲間である
この仲間はまあメスが毒のあるベニモンアゲハに擬態したい雰囲気なのだが翅がごつすぎるので
実はトリバネアゲハのメスに擬態したいのか?と思われる事もある。
Papilio woodfordiというソロモン諸島に多い種類はメスの翅に細かい白い紋が多くて、これは
同じ地域にいるビクトリアトリバネアゲハのメスに少しだけ似ていなくもない
ミカン科を食べ、100歩譲ってセリ科を食べる、それ以外は認めん!
という変な区切りだと、>>36のジョーダンアゲハや
モルッカ諸島のガンブリシウスアゲハPapilio gambrisiusが
世界最大級のアゲハか?という事になる
https://www.aureus-butterflies.de/WebRoot/Store18/Shops/17926950/5B11/4471/83FE/838C/4868/0A0C/6D04/D3B0/P1220074.JPG
メスは色々な色がある。「メスアカモンキアゲハ群」とされる仲間である
この仲間はまあメスが毒のあるベニモンアゲハに擬態したい雰囲気なのだが翅がごつすぎるので
実はトリバネアゲハのメスに擬態したいのか?と思われる事もある。
Papilio woodfordiというソロモン諸島に多い種類はメスの翅に細かい白い紋が多くて、これは
同じ地域にいるビクトリアトリバネアゲハのメスに少しだけ似ていなくもない
38名無しのひみつ
2022/09/26(月) 08:48:05.06ID:psVP1eD8 アフリカの大きなPapilio属のチョウ、というか
オスの前翅なら世界一長いとすら言われるチョウ
前翅長さ11cmくらい
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a2/Antimachus.jpg
まあ知ってる人は知ってるドルーリーオオアゲハ
アフリカは熱帯雨林風でも弱い乾季があるか山地で最寒月平均気温23℃になるかそんな所しかないので
チョウの種数とか美しさでは他の熱帯より少ないが、時折特化したようにでかいものや変な分類群の綺麗な種類が出来てしまう
ところでこの種類は「周辺地域は湿度が高いが、このチョウのいる所だけやや森林が開けていて明るい」
ところを好む?という
同じようにオスの翅が細長いアレキサンドラトリバネアゲハも一応熱帯雨林だがちょっとだけ乾季がある、みたいな所に
いるとのことで、何らかの共通点はあるのか
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/11/Giant_Blue_Swallowtail_%28Papilio_zalmoxis%29_%288362447270%29.jpg
これも知ってる人は知ってるザルモクシスオオアゲハ
これは前翅長さ8cm程度で日本のモンキアゲハと同じくらいで
やや横長の翅型ゆえ面積でも大したことがない
だが青灰色でギラギラ光る色はなかなか美しい
これは翅の中で単なる特定周波数の光の反射屈折による構造色ではなく、ましてや色素ではなく、細かな粒子を含めたチンダル現象で
青く見せている、とされている
どちらも猛毒を持ち、メスがオスに比べて特に少なくてザルモクシスオオアゲハなどは
懸賞金を掛けても滅多に見つからないとされる
幼虫の餌植物も未確定で、数年前にドイツ人がオスに発信機を付けて行動を研究していたが
それでもまだ分かっていないと思われる
更にこの2種の雑種?が目撃されているが、その詳細も不明である
アフリカに関してはギニアなどからスパムメールが多く来たなんて話もあったが、真偽不明の情報が多数あって
これらのチョウを50万円で売りますなんてメールすらあり、コンタクトを取ろうとしたがうまく行かなかったとか
振り込んで何も来なかったとか一杯あるw
オスの前翅なら世界一長いとすら言われるチョウ
前翅長さ11cmくらい
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a2/Antimachus.jpg
まあ知ってる人は知ってるドルーリーオオアゲハ
アフリカは熱帯雨林風でも弱い乾季があるか山地で最寒月平均気温23℃になるかそんな所しかないので
チョウの種数とか美しさでは他の熱帯より少ないが、時折特化したようにでかいものや変な分類群の綺麗な種類が出来てしまう
ところでこの種類は「周辺地域は湿度が高いが、このチョウのいる所だけやや森林が開けていて明るい」
ところを好む?という
同じようにオスの翅が細長いアレキサンドラトリバネアゲハも一応熱帯雨林だがちょっとだけ乾季がある、みたいな所に
いるとのことで、何らかの共通点はあるのか
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/11/Giant_Blue_Swallowtail_%28Papilio_zalmoxis%29_%288362447270%29.jpg
これも知ってる人は知ってるザルモクシスオオアゲハ
これは前翅長さ8cm程度で日本のモンキアゲハと同じくらいで
やや横長の翅型ゆえ面積でも大したことがない
だが青灰色でギラギラ光る色はなかなか美しい
これは翅の中で単なる特定周波数の光の反射屈折による構造色ではなく、ましてや色素ではなく、細かな粒子を含めたチンダル現象で
青く見せている、とされている
どちらも猛毒を持ち、メスがオスに比べて特に少なくてザルモクシスオオアゲハなどは
懸賞金を掛けても滅多に見つからないとされる
幼虫の餌植物も未確定で、数年前にドイツ人がオスに発信機を付けて行動を研究していたが
それでもまだ分かっていないと思われる
更にこの2種の雑種?が目撃されているが、その詳細も不明である
アフリカに関してはギニアなどからスパムメールが多く来たなんて話もあったが、真偽不明の情報が多数あって
これらのチョウを50万円で売りますなんてメールすらあり、コンタクトを取ろうとしたがうまく行かなかったとか
振り込んで何も来なかったとか一杯あるw
39名無しのひみつ
2022/09/26(月) 09:26:42.02ID:psVP1eD8 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2f/Papilio_homerus_ulster.jpg
ジャマイカ特産のチョウであるホメルスアゲハ
西インド諸島はハリケーンが多いとか大陸と繋がった時期のタイミングとか
噴火して殆どの生物がいなくなったとかそんな島ばかりでチョウの種類が少ない
その数少ない種類が案外固有種だったりするのでややこしく、また多くの種類は採集禁止とか
ワシントン条約掲載種である
その中でも特に数が少ないと言われるのがこの種類で、
ジャマイカでも基本的には北側の標高100~1000mくらいの森林にいる
ジャマイカは南側は年間雨量800㎜の乾燥地帯ばかりでこのチョウは住めない所が殆ど
一応南側でも、南西部の山に何とか住めるところもあるが
北海岸は雨量が倍以上になり、地域特に標高によっては5000㎜にも8000mmにも雨量が増えるが
標高100mだとそこまでは雨量は多くない
ブルーマウンテンを育む気候である
なお、ジャマイカの北側でも沿岸部はあまり年間雨量が多くないところが特に北部の真ん中あたりには多く
西寄りと東寄りに偏るとされている
このチョウは翅は標本状態で15㎝ほどでそんなに物凄くは大きくないが下方向にも長いので
面積が非常に広く、西半球最大のチョウの1つとされる事もある
幼虫の餌はハスノハギリというクスノキなどと同程度に原始的な植物の仲間で、ジャマイカ特産の
Hernandia catalpifoliaなどだという
ジャマイカでも個体数が1000匹もいないとされ、ワシントン条約付属書Ⅰ掲載種となっている
ジャマイカ特産のチョウであるホメルスアゲハ
西インド諸島はハリケーンが多いとか大陸と繋がった時期のタイミングとか
噴火して殆どの生物がいなくなったとかそんな島ばかりでチョウの種類が少ない
その数少ない種類が案外固有種だったりするのでややこしく、また多くの種類は採集禁止とか
ワシントン条約掲載種である
その中でも特に数が少ないと言われるのがこの種類で、
ジャマイカでも基本的には北側の標高100~1000mくらいの森林にいる
ジャマイカは南側は年間雨量800㎜の乾燥地帯ばかりでこのチョウは住めない所が殆ど
一応南側でも、南西部の山に何とか住めるところもあるが
北海岸は雨量が倍以上になり、地域特に標高によっては5000㎜にも8000mmにも雨量が増えるが
標高100mだとそこまでは雨量は多くない
ブルーマウンテンを育む気候である
なお、ジャマイカの北側でも沿岸部はあまり年間雨量が多くないところが特に北部の真ん中あたりには多く
西寄りと東寄りに偏るとされている
このチョウは翅は標本状態で15㎝ほどでそんなに物凄くは大きくないが下方向にも長いので
面積が非常に広く、西半球最大のチョウの1つとされる事もある
幼虫の餌はハスノハギリというクスノキなどと同程度に原始的な植物の仲間で、ジャマイカ特産の
Hernandia catalpifoliaなどだという
ジャマイカでも個体数が1000匹もいないとされ、ワシントン条約付属書Ⅰ掲載種となっている
40名無しのひみつ
2022/09/26(月) 09:50:58.26ID:psVP1eD8 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/16/Papilio_elwesi.jpg
シナフトオアゲハ
このチョウは後翅の尾状突起に2本の翅脈が入っている点で
殆どのアゲハチョウと違う
シナフトオアゲハは中国に分布するが、
より赤い色が鮮やかでちょっと小さいフトオアゲハPapilio marahoが
台湾に分布する
フトオアゲハはかつては世界で6頭しか見つかっていない!と言われ、
故北杜夫氏の初期の小説「谿間にて」で、これを台湾で見かけて
捕まえようと奮闘、いや熱病にうなされて山を彷徨う採集人の物語が
描かれている
シナフトオアゲハの方は個体数がそこそこいて標本も一応購入可能である
そしてシナフトオアゲハを出したのは、ユーラシアで大きなPapilio属、という事なのだが
これが時々かなり大きいのが見つかり、綺麗に標本として整えて145mmなんてのがいたりする
多分15㎝オーバーも十分にいるのだろう
しかしこれも餌がミカン科でもセリ科でもなくクスノキ科のタイワンサッサフラスという植物である
各種の特徴からフトオアゲハの2種はPapilioでなくAgehana属とされる事もあった
サッサフラスという植物は北米の南部に分布する
クスノキ科では例えばタブノキは枝や葉から粘液が採れるのでこれを使って線香を練り固めるのに使われたが
サッサフラスも粘液が多く、アメリカ南部のケイジャン料理でガンボというスープ風の料理で
サッサフラスを入れてとろみを付ける(最近ではオクラを入れる方が多い)
北米とユーラシア東部では類似の植物が案外見られるのだが、これもその1つである
シナフトオアゲハ
このチョウは後翅の尾状突起に2本の翅脈が入っている点で
殆どのアゲハチョウと違う
シナフトオアゲハは中国に分布するが、
より赤い色が鮮やかでちょっと小さいフトオアゲハPapilio marahoが
台湾に分布する
フトオアゲハはかつては世界で6頭しか見つかっていない!と言われ、
故北杜夫氏の初期の小説「谿間にて」で、これを台湾で見かけて
捕まえようと奮闘、いや熱病にうなされて山を彷徨う採集人の物語が
描かれている
シナフトオアゲハの方は個体数がそこそこいて標本も一応購入可能である
そしてシナフトオアゲハを出したのは、ユーラシアで大きなPapilio属、という事なのだが
これが時々かなり大きいのが見つかり、綺麗に標本として整えて145mmなんてのがいたりする
多分15㎝オーバーも十分にいるのだろう
しかしこれも餌がミカン科でもセリ科でもなくクスノキ科のタイワンサッサフラスという植物である
各種の特徴からフトオアゲハの2種はPapilioでなくAgehana属とされる事もあった
サッサフラスという植物は北米の南部に分布する
クスノキ科では例えばタブノキは枝や葉から粘液が採れるのでこれを使って線香を練り固めるのに使われたが
サッサフラスも粘液が多く、アメリカ南部のケイジャン料理でガンボというスープ風の料理で
サッサフラスを入れてとろみを付ける(最近ではオクラを入れる方が多い)
北米とユーラシア東部では類似の植物が案外見られるのだが、これもその1つである
41名無しのひみつ
2022/09/26(月) 20:32:24.36ID:psVP1eD8 北米にはトラフアゲハと呼ばれる一連のアゲハがいる
ちょっとキアゲハに似ているが全体的に縦じまがあって
それをトラの模様に例えている
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/15/SWALLOWTAIL%2C_TWO-TAILED_%28Papilio_multicaudata%29_%283-21-12%29_78_circulo_montana%2C_patagonia_lake_ranch_estates%2C_scc%2C_az_%281%29_%289423416184%29.jpg
その中で最大のオオミツオトラフアゲハは分布最南端のメキシコ南部高原で大きなものが見られるが
カナダでもかなり大きな個体がいる
例によって「北の方だと年1化しかしないからその間に一杯食べてギリギリまで大きくなる」パターンか
メキシコ南部でも大きくなるのは高原地帯で、低地だとさっさと成虫になってしまいあまり大きくならない
これはキアゲハなどに近い種類かなあ?と素人目で思っていたが、実際には
アジアのフトオアゲハと、アジアで毒のあるルリマダラに擬態するマネシアゲハと
北米のトラフアゲハが近縁で、Papilioとは明らかに区別できるんじゃないの?という
トラフアゲハはモクレン科、クスノキ科、バラ科、ヤナギ科、モクセイ科など、進化している植物から原始的な植物まで
様々なものを餌にする
北米ゆえ、モクレン科でもユリノキなどを餌にする事もある
アメリカには他にクスノキ科を食べるクスノキアゲハというPapilioもいる
色が黒っぽくてやや青や藍色の紋があり、、アオジャコウアゲハというチョウに擬態しているとされている
トラフアゲハもメスだけアオジャコウアゲハに擬態する地域個体群がいる
ちょっとキアゲハに似ているが全体的に縦じまがあって
それをトラの模様に例えている
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/15/SWALLOWTAIL%2C_TWO-TAILED_%28Papilio_multicaudata%29_%283-21-12%29_78_circulo_montana%2C_patagonia_lake_ranch_estates%2C_scc%2C_az_%281%29_%289423416184%29.jpg
その中で最大のオオミツオトラフアゲハは分布最南端のメキシコ南部高原で大きなものが見られるが
カナダでもかなり大きな個体がいる
例によって「北の方だと年1化しかしないからその間に一杯食べてギリギリまで大きくなる」パターンか
メキシコ南部でも大きくなるのは高原地帯で、低地だとさっさと成虫になってしまいあまり大きくならない
これはキアゲハなどに近い種類かなあ?と素人目で思っていたが、実際には
アジアのフトオアゲハと、アジアで毒のあるルリマダラに擬態するマネシアゲハと
北米のトラフアゲハが近縁で、Papilioとは明らかに区別できるんじゃないの?という
トラフアゲハはモクレン科、クスノキ科、バラ科、ヤナギ科、モクセイ科など、進化している植物から原始的な植物まで
様々なものを餌にする
北米ゆえ、モクレン科でもユリノキなどを餌にする事もある
アメリカには他にクスノキ科を食べるクスノキアゲハというPapilioもいる
色が黒っぽくてやや青や藍色の紋があり、、アオジャコウアゲハというチョウに擬態しているとされている
トラフアゲハもメスだけアオジャコウアゲハに擬態する地域個体群がいる
42名無しのひみつ
2022/09/26(月) 22:03:57.86ID:psVP1eD8 https://www.brh.co.jp/special/butterfly-nursery/network.html
チョウと食草の関係をJT生命誌研究館がネットワーク表示できるようにした
チョウと食草の関係をJT生命誌研究館がネットワーク表示できるようにした
43名無しのひみつ
2022/10/05(水) 09:30:43.29ID:hKukHB7h ヨーロッパにはトラフキアゲハという
北米のトラフアゲハに似たデザインのアゲハチョウもいる
しかしキアゲハにも近くないしトラフアゲハにも近くない、
としか情報がない
餌はキアゲハと同じセリ科
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bd/Papilio_alexanor_MHNT_CUT_2013_3_10_Cucuron_Male_Dorsal.jpg
じゃあ、何に近いんだろう?
北米のトラフアゲハに似たデザインのアゲハチョウもいる
しかしキアゲハにも近くないしトラフアゲハにも近くない、
としか情報がない
餌はキアゲハと同じセリ科
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bd/Papilio_alexanor_MHNT_CUT_2013_3_10_Cucuron_Male_Dorsal.jpg
じゃあ、何に近いんだろう?
44名無しのひみつ
2022/10/08(土) 23:04:17.54ID:9L+gqFO6 ルリモンアゲハ
https://www.nature-shop.jp/images/item/2/19.jpg
カラスアゲハ類とかアキリデスと呼ばれるものは、赤道付近だと青い部分が纏まって紋とか帯になり
日本のカラスアゲハのように金粉を散らした感じのものより分かり易い色になる
ルリモンアゲハは台湾からジャワまでいて、あまり珍しくもない
都会では見かけないが郊外で滝などがあると結構いる
だが例えばインド南部の亜種Tamilanaは
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c1/PapilioTamilanaF_492_1a.jpg
この図は古い博物学の本の絵なのでイメージが掴みにくいが他地域より大きく
青い紋も大きかったりする
https://www.nature-shop.jp/images/item/2/19.jpg
カラスアゲハ類とかアキリデスと呼ばれるものは、赤道付近だと青い部分が纏まって紋とか帯になり
日本のカラスアゲハのように金粉を散らした感じのものより分かり易い色になる
ルリモンアゲハは台湾からジャワまでいて、あまり珍しくもない
都会では見かけないが郊外で滝などがあると結構いる
だが例えばインド南部の亜種Tamilanaは
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c1/PapilioTamilanaF_492_1a.jpg
この図は古い博物学の本の絵なのでイメージが掴みにくいが他地域より大きく
青い紋も大きかったりする
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