【昆虫】美しい蝶「ミヤマカラスアゲハ」あやうし 減少率は絶滅危惧種相当 [すらいむ★]

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1すらいむ ★
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2022/09/15(木) 21:55:09.71ID:CAP_USER
美しい蝶「ミヤマカラスアゲハ」あやうし 減少率は絶滅危惧種相当

 日本に生息する美しいチョウと言えば、ミヤマカラスアゲハは外せない。
 羽の表面に緑や青の光沢が輝く、大型のアゲハチョウの仲間だ。
 ミヤマは「深山」が由来で、山奥や渓谷でよく見られる。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

朝日新聞DIGITAL 9/15(木) 11:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/909758c2871727671837788d069c3b6da1e27b12
2022/09/15(木) 22:08:12.58ID:qdG8/+om
アカムラサキブルーハゲアタマ
2022/09/15(木) 22:10:32.06ID:nfPrR1dX
スカイハイ
4名無しのひみつ
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2022/09/15(木) 22:14:23.87ID:PZjAYu/n
旦那は家事を「やっているつもり」?妻が作成した家事育児の分担図が話題に!
5名無しのひみつ
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2022/09/15(木) 22:44:47.98ID:s5DxTKFO
これはマジできれいやな
これもやはり農薬まき過ぎなんやろか
それとも外来動植物に関係あるんか
6名無しのひみつ
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2022/09/15(木) 23:21:57.25ID:3dCcI8ve
食草
ミカン科のキハダ、カラスザンショウ、ハマセンダン、コクサギなどである。栽培種はあまり好まないので、ミカン科野生種の生えている深山に多く見られ
7名無しのひみつ
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2022/09/15(木) 23:22:51.12ID:3dCcI8ve
エノキが食草のオオムラサキが少ないのは成虫が樹液で暮らすのも一因と思われる
2022/09/15(木) 23:35:04.16ID:7i7FiOZ5
あやうし って久々に聞いた
2022/09/16(金) 01:31:35.58ID:0XI9lcSA0
みんな何処へいっちゃうのかなー
2022/09/16(金) 04:05:31.16ID:tigMIfbX
自分の家の近所だと20年前はミヤマカラスアゲハがいたんだが
気が付いたたらカラスアゲハばかりになってしまった
気温上昇のせいかもな

寒い地域だと今でもミヤマカラスアゲハの方が多い

最近は関東地方のやや北寄り、程度だと
クロアゲハ、オナガアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハが
半径10km圏内で全て見られる事もある
以前はここにモンキアゲハとナガサキアゲハがいなくてミヤマカラスアゲハがいたのだが
2022/09/16(金) 04:24:53.62ID:tigMIfbX
ミヤマカラスアゲハは地域にも拠るのだが、日本で最も美しいチョウの1つと言われている
黒の地色に緑や青の鱗粉をグラデーションをつけてまぶしたようなデザインで、
濃淡の差によって前翅や後翅に緑や青の殆ど帯状になったような(しかし肉眼ですら容易に
緑色と黒の鱗粉がほぼ同じところにあって完全にピカピカキラキラでないと分かる程度の)
鱗粉の配置になっている

カラスアゲハだと緑や青の鱗粉が少しだけ少ない。更に青の鱗粉の比率が多くなるし
それ以上に黒ややや茶色っぽい部分が少しだけ増える

日本国内では一般に、北に行くほどミヤマカラスアゲハが増え、更に美しくなる
北海道東部のものは特に美しく、その中でもメスの春型のミヤマカラスアゲハは
青や緑の鱗粉が多くて前翅にも後翅にも帯状の部分がくっきりと出て後翅の赤い紋も鮮やかで
世界の「カラスアゲハ類」でも屈指の美麗個体群とされ、海外でも標本が高く売られている

カラスアゲハやミヤマカラスアゲハはオスの前翅に毛の生えた部分があり、性標と呼ばれる
この部分のせいでメスより青緑の鱗粉の面積が小さいので、カラスアゲハ類はオスよりメスの方が
美しいという人もいる、が、個人的にはオスの方が緑の鱗粉全体では鮮やかだと思う
一方でメスの方が後翅に赤い紋が出やすく、総合するとやっぱりメスの方が派手な種類という事になるか?

ロシア極東地域にもミヤマカラスアゲハはいて、そこでは「ヨーロッパ白人のいる国では最大、最美のチョウである」
という訳の分からん定義で区分されている
2022/09/16(金) 04:39:56.59ID:tigMIfbX
日本国内だとカラスアゲハやミヤマカラスアゲハは分布の北限近くで大きく美しくなると言われがちである
しかし北海道東部だと綺麗なのだが、北海道北部だとやや地味になると評する人がいる

これらのチョウはユーラシア東部にかなり広く分布する
しかしミヤマカラスアゲハと同種であると分かったシナカラスアゲハなどは緑の鱗粉が非常に少なく
後翅に白い紋があって赤い紋も多く、要するに有毒なジャコウアゲハに擬態している

カラスアゲハの方は必ずしも北の方ばかりが綺麗という訳ではなく
八丈島のものなども美しい
だが例えば九州の個体などはやや茶色い部分が増える

沖縄や奄美には別種のオキナワカラスアゲハがいる
更に八重山のものもヤエヤマカラスアゲハとして別種になってしまった

カラスアゲハに非常に近いとされる、東南アジア大陸部にいるクジャクアゲハという種類がいて
これなどは乾季の激しい地域だと黒い部分が多いが
タイ・カンボジア国境沿岸山地にいるものなどは後翅に大きなくっきりとした青緑色の紋が出て
これがカラスアゲハの系列では最も美しいものの1つ、とされる
ミヤマカラスアゲハの最も美しいものが北海道東部、カラスアゲハ系の最も美しいものが
タイ東南部にいる、という事になる(インド東部の雨量の多い森林地帯にいるものも青緑の紋がはっきりしている。
世界で最も犠牲者を出したトラがいたクマーウン地域にも、このようなクジャクアゲハが見られる)
2022/09/16(金) 04:54:54.55ID:tigMIfbX
カラスアゲハの仲間をアキリデスといい、ルリモンアゲハ、オオルリアゲハ、オビクジャクアゲハ、
アオネアゲハなどといった名前の付いた黒地に青緑の鱗粉や帯や紋がある種類が何種類もいる
同じ種類でも地域ごとに亜種や変種や型に細かく分かれている

フィリピンではルソン島やミンドロ島にルソンカラスアゲハという種類がいて、これは日本人が発見した
その後でワシントン条約付属書Ⅰに記載され、採集や標本の売買譲渡禁止となった

インド東部に、ジャコウアゲハ類への擬態を極めたオナシカラスアゲハという尾状突起も無く地味な種類がいて
これは採集例がこの数十年間ほぼゼロと言われたが、21世紀になってからインドの軍人が
生きていて水たまりで水を飲んでいる個体をビデオ撮影したものを投稿して、マニアの間で話題になった

まあ、オオルリアゲハがいるだけでこの仲間がどれだけ青くて綺麗なチョウか分かるというところか
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/ff/CRW_5380-11.jpg
14名無しのひみつ
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2022/09/16(金) 13:12:22.65ID:tjkwj3+U
たしかに近年見かけなくなったね。
このアゲハ蝶も幼虫は柑橘類の木を好むの?
15名無しのひみつ
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2022/09/16(金) 13:25:03.74ID:saIiRzzo
>>14
いわゆる「ミカン、オレンジ」は食べない
16名無しのひみつ
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2022/09/16(金) 13:30:59.05ID:saIiRzzo
ミカン科だが果実を食用に出来ないキハダとかカラスザンショウだからなあ

先駆植物ゆえ雑木林が安定していたら個体数は増えない
17名無しのひみつ
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2022/09/16(金) 14:29:14.45ID:gONLQsUP
普通のカラスアゲハはよく庭に飛んできたな。
18名無しのひみつ
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2022/09/16(金) 21:36:39.67ID:3U63DJDq
天敵のいない外国に持っていくとええよ。
2022/09/16(金) 22:41:23.02ID:x5KdyFKM
>>18
偏差値低そう
2022/09/17(土) 09:03:28.81ID:VY8OpgxA
ひらひら飛んでるところを見ただけでは
アゲハとキアゲハの見分けはつかんしクロアゲハとカラスアゲハの見分けもつかん
アオスジアゲハだけは、あああいつだとすぐにわかるけど
2022/09/17(土) 09:30:42.07ID:jRMjUurm
>>20
日本の南西部だとミカドアゲハとの区別がちょっと難しかったりする

クロアゲハかジャコウアゲハか?を見分けるのも難しいなあ
22名無しのひみつ
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2022/09/17(土) 12:24:50.95ID:y96DG11w
杉林が広がって広葉樹を殺して行ってるんやろ
2022/09/17(土) 19:38:54.64ID:i1zNXfQV
モミジアオイにカラスアゲハが停まってる夏の風景が目に浮かぶ
2022/09/17(土) 21:19:31.25ID:jRMjUurm
ミヤマカラスアゲハ
https://www.ne.jp/asahi/hokkaido/swanbay/ageha/miyama/00701.jpg
オスのミヤマカラスアゲハは緑や青が多い
前翅の後ろの方に毛の生えた部分がある
これは夏型

上のアドレスの最後の部分を変えて
00704.jpg
これがミヤマカラスアゲハの♀かつ春型
グリーンが強い、って書いてあるが自分にはどうも前翅の黒い部分の多さも目立つし
前翅の帯部分を「黄金色に輝く」という人もいるんだが、自分には半端に白っぽく見えてしまうんだが
一方で後翅の赤い紋は流石に美しく、緑、赤いちょっと眼玉っぽい紋などのせいで
この仲間はpeacock swallowtailなどと呼ばれる

なおミヤマカラスアゲハは前翅も後翅も帯状の紋がある

ミヤマカラスアゲハは夏型はかなり大きくなり、ユーラシアでも屈指の大型のPapilio属のアゲハチョウとされている
日本はクロアゲハも含めかなり大型のアゲハチョウがいる地域であり
これより大きいのはスラウェシとかモルッカ諸島やアフリカ中~西部やジャマイカなどにしかいない
2022/09/17(土) 21:23:53.27ID:jRMjUurm
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5b/Papilio_bianor_male_on_flower.JPG
カラスアゲハ
これだって美しいが、青い鱗粉の密度はミヤマカラスよりやっぱり低いのかなあ
また後翅に帯状の紋は殆ど無い
2022/09/17(土) 21:37:10.07ID:jRMjUurm
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/fa/Papilio_protenor_02.jpg
クロアゲハ
カラスアゲハと比べると随分地味、だが黒地に後翅裏側の赤い紋はやっぱり夏の終わり~初秋などに見るとどきつい
これもかなり大きくなるチョウである
日本産は尾状突起があるが台湾のものはそれが無くなる
ベトナムのものなどは尾状突起がなく、翅全体に青い鱗粉がやや多い感じになる

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f7/Papilio_macilentus.JPG
オナガアゲハ
これとクロアゲハ見分けるのは本当に難しいw
標本にすると翅の形が全然違う
オナガアゲハの方が、有毒のジャコウアゲハへの擬態としては上手?と止まっている所の形だけで思われがちだが
飛んでいる時だとそれに反論する人もいる
2022/09/18(日) 00:32:27.28ID:ji4BTkwL
モンキアゲハ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ee/Black_Butterfly_with_red.jpg
クロアゲハの翅をごつくして白い紋を付けた、というところか

かつては関東地方では湘南辺りからしか見つからなかった(何故か筑波山南斜面に残存している)が
今では東北南部ですら見られるようになった
日本のアゲハチョウでは最大級で特に面積が大きい

翅が大きく力強いこと、また翅の白い紋を源氏の白い旗に見立ててゲンジチョウとかカマクラとか呼ばれた事もあるが
後にアゲハチョウの仲間は広くゲンジチョウと呼ばれるようになったともいう
また逆に、黒に赤紋だけのクロアゲハがヘイケ?というのだがこれは殆ど呼ばれない

熱帯アジアでもモンキアゲハは見られるが日本の亜種よりずっと小柄になってしまう
現地では卵から羽化まで1ヶ月も掛からないくらいの成長速度で、体が大きくなり切らないのだという
逆に山形県あたりでは年1化で、じっくり餌を食べて巨大化する

その代わりモンキアゲハの近縁種でもっと翅が太くごついイスワラモンキアゲハなどというのが熱帯だと
一部地域で見られたりする
山地に多く、やはり熱帯低地で気温が高過ぎると大型化には適さない
2022/09/18(日) 00:49:30.66ID:ji4BTkwL
ナガサキアゲハ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/53/%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F.jpg
オスは黒くてメスは赤や白の紋を持ちメスの方が綺麗な種、と言われがちだが
オスは青い鱗粉を軽くまぶしたような色彩で、これも評価次第でどっちが綺麗かとよく言われる
尾状突起が無いのも特徴である

かつては九州以南にしかいなかったが、どんどん分布が拡大し今では関東北部ですら黒いアゲハの半分以上がナガサキアゲハか?
と言われる所すらある
個体によっては巨大化し翅の長さだけなら日本のチョウで最も大きくなる
これもモンキアゲハ同様に熱帯アジアに広く分布するがそこの個体はやっぱり小さくなる

しかしナガサキアゲハのメスはややジャコウアゲハに擬態したいのかな?というデザインだが
これが暖かい国や地域だと顕著になり、メスに尾状突起があったり、翅がやたら白くなったり
前翅の上半分が白かったり下半分が白かったり、全体が白っぽかったり、と様々なデザインになる
これらはオオゴマダラの擬態ではとかキシタアゲハの擬態ではとも言われる

また南の方にいるものはオスの青い鱗粉が日本のものよりずっと多くなり、飛んでいるときなどは
後翅全体がギラギラ光って見えるようなものすらいる

またナガサキアゲハは熱帯アジア各種にその近縁種あるいは代置種と呼ばれる種類がいて
メスの翅の裏側に赤い色がべったりと伸びるように広がったフィリピンのアカネアゲハや
オスの青い色が極度に広がったスリランカのテンジクアゲハなどが有名である
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0d/Scarlet_Mormon.jpg
アカネアゲハ。表もかなり赤い部分が多い。しかしこれも変異が多い
2022/09/18(日) 01:06:42.80ID:ji4BTkwL
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2b/Papilio_polymnestor-Kadavoor-2016-07-27-002.jpg
テンジクアゲハのオス。薄い青が広がる
メスは少し茶ばんだ感じになる
インド南部からスリランカに掛けて普通に見られるが
現地の政策により採集禁止になっている

アカネアゲハは稀に南西諸島の一部でフィリピンからの迷チョウが記録される

シナカラスアゲハPapilio syfaniusは後翅に白い紋が大きく広がり緑の鱗粉は少ししか無い
完全にジャコウアゲハ擬態となる
こんな地味なチョウだが、>>1のミヤマカラスアゲハと同種だとの事

ジャコウアゲハ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1b/Atrophaneura_alcinous_alcinous_s2.JPG
これはオス。メスは白っぽい。また横から見ると腹が赤い
有毒で、属もAtrophaneuraで普通のアゲハとは違う
ジャコウアゲハ類は日本でも南西諸島にベニモンアゲハというのがいるが
熱帯で実に様々に種分化しており、世界最大のチョウであるトリバネアゲハも広い意味で
ジャコウアゲハの仲間という事になっていて、幼虫の形なども近い
2022/09/18(日) 10:46:26.76ID:ji4BTkwL
https://www.tokyo-park.or.jp/nature/hachijo/creature/img/8karasuage.jpg
八丈島のカラスアゲハ
ここのは美しくて大きい

昨今はDNA塩基配列で分類が決まってきたが
オキナワカラスアゲハなどは(かつてはミヤマカラス系なのではという人もいたが)
フィリピンのルソンカラスアゲハと同じクレード!というのが分かって来た
https://static.amanaimages.com/imgroom/cen3tzG4fTr7Gtw1PoeRer/32073/32073000640.jpg

ところで同じフィリピンで、現在は「ルソンカラスアゲハと同種」とされるミンドロカラスアゲハは
塩基配列の分散が大きく確かにルソンカラスアゲハの範疇には入るらしいのだが
異議を挟む人がいる、という

昔は本当にミンドロ島に独自のカラスアゲハがいて、それがルソンカラスアゲハと雑種になったりして
今一つ多様性が残ったまま全体として種群になっちゃった、のか???

とにかくDNAで見るとカラスアゲハと、ヒマラヤ~インドシナのクジャクアゲハはやっぱり同種になってしまった
2022/09/18(日) 13:37:04.63ID:LjjcLGCB
美しい ずっと見てられる
2022/09/18(日) 18:00:36.44ID:rUv+6iQS
美しいな、だけど蝶に限らず虫たちは自然のなかにいる姿がいちばん美しい
蝶なら花から花へひらひらと舞う姿が美しいと感じる
標本にされてしまった虫は凄いなとは思っても美しいとは思えないんだな俺は
2022/09/19(月) 19:26:36.39ID:01c+DYht
クロアゲハ・ナガサキアゲハをカラスアゲハと勘違いしてる人が多そう
カラスアゲハも住宅地では少ない
2022/09/19(月) 21:04:15.15ID:ZgiREVEx
子供の頃は黒いアゲハは全部カラスアゲハだと思ってたわ
2022/09/20(火) 14:14:34.58ID:j5WlZUcU
日本ではミヤマカラスアゲハより地味と言われるカラスアゲハだが
http://yutaka.it-n.jp/pap/10780030.html
カラスアゲハとほぼ同一種とされるクジャクアゲハのタイ東南部産の
ピンラッタナイという亜種は
多分カラスアゲハとかミヤマカラスアゲハと名前が付いているチョウでは
最も青緑色の鱗粉の密度および数が多い、と言われる事もある
生息域は1000m台の山地があり、昆虫各種も
同緯度のサバンナ平原やビーチリゾートでは見られずまた他地域とも
多少なりとも違う亜種だったりするものが多い
2022/09/24(土) 20:46:02.80ID:3sxBJNqH
>>24
>これより大きいのはスラウェシとかモルッカ諸島やアフリカ中~西部やジャマイカなどにしかいない

スラウェシはチョウが大きくなりウシが小さくなる変わった島だが
スラウェシのチョウの多くは確かにジャワとかボルネオとかフィリピンより大きくなるのだが
実は「スラウェシのアオスジアゲハはボルネオのより大きい!」と言っても日本のアオスジアゲハと
同じくらいの大きさだった李
「スラウェシのツマベニチョウは東南アジアで最も大きい!」と言っても、実は沖縄のツマベニチョウのほうが
大きい、という事が往々にしてある

また、スラウェシだけが大きいのでなくてその東のモルッカ諸島にも同じ種類ならニューギニアより大きい、
というのがかなりいて、インドネシア東部の赤道直下の島々の特徴であるとも言える

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/36/Papilio_jordani._Male_above%2C_female_below._Both_collected_from_North_Sulawesi.png
スラウェシのジョーダンアゲハというアゲハチョウ
オオゴマダラの近縁種のIdea blanchardiiという、これは日本のオオゴマダラより更に大きい種類に
メスが擬態している
ナガサキアゲハ近縁らしい
そんな大きなチョウに擬態するためにわざわざ巨大化したようなチョウである
2022/09/24(土) 20:52:37.96ID:3sxBJNqH
Papilio属でも日本のアゲハやキアゲハ、あるいはクロアゲハのように
ミカン科を食べ、100歩譲ってセリ科を食べる、それ以外は認めん!
という変な区切りだと、>>36のジョーダンアゲハや
モルッカ諸島のガンブリシウスアゲハPapilio gambrisiusが
世界最大級のアゲハか?という事になる
https://www.aureus-butterflies.de/WebRoot/Store18/Shops/17926950/5B11/4471/83FE/838C/4868/0A0C/6D04/D3B0/P1220074.JPG
メスは色々な色がある。「メスアカモンキアゲハ群」とされる仲間である
この仲間はまあメスが毒のあるベニモンアゲハに擬態したい雰囲気なのだが翅がごつすぎるので
実はトリバネアゲハのメスに擬態したいのか?と思われる事もある。
Papilio woodfordiというソロモン諸島に多い種類はメスの翅に細かい白い紋が多くて、これは
同じ地域にいるビクトリアトリバネアゲハのメスに少しだけ似ていなくもない
2022/09/26(月) 08:48:05.06ID:psVP1eD8
アフリカの大きなPapilio属のチョウ、というか
オスの前翅なら世界一長いとすら言われるチョウ
前翅長さ11cmくらい
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a2/Antimachus.jpg
まあ知ってる人は知ってるドルーリーオオアゲハ
アフリカは熱帯雨林風でも弱い乾季があるか山地で最寒月平均気温23℃になるかそんな所しかないので
チョウの種数とか美しさでは他の熱帯より少ないが、時折特化したようにでかいものや変な分類群の綺麗な種類が出来てしまう
ところでこの種類は「周辺地域は湿度が高いが、このチョウのいる所だけやや森林が開けていて明るい」
ところを好む?という
同じようにオスの翅が細長いアレキサンドラトリバネアゲハも一応熱帯雨林だがちょっとだけ乾季がある、みたいな所に
いるとのことで、何らかの共通点はあるのか

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/11/Giant_Blue_Swallowtail_%28Papilio_zalmoxis%29_%288362447270%29.jpg
これも知ってる人は知ってるザルモクシスオオアゲハ
これは前翅長さ8cm程度で日本のモンキアゲハと同じくらいで
やや横長の翅型ゆえ面積でも大したことがない
だが青灰色でギラギラ光る色はなかなか美しい
これは翅の中で単なる特定周波数の光の反射屈折による構造色ではなく、ましてや色素ではなく、細かな粒子を含めたチンダル現象で
青く見せている、とされている

どちらも猛毒を持ち、メスがオスに比べて特に少なくてザルモクシスオオアゲハなどは
懸賞金を掛けても滅多に見つからないとされる
幼虫の餌植物も未確定で、数年前にドイツ人がオスに発信機を付けて行動を研究していたが
それでもまだ分かっていないと思われる

更にこの2種の雑種?が目撃されているが、その詳細も不明である

アフリカに関してはギニアなどからスパムメールが多く来たなんて話もあったが、真偽不明の情報が多数あって
これらのチョウを50万円で売りますなんてメールすらあり、コンタクトを取ろうとしたがうまく行かなかったとか
振り込んで何も来なかったとか一杯あるw
2022/09/26(月) 09:26:42.02ID:psVP1eD8
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2f/Papilio_homerus_ulster.jpg
ジャマイカ特産のチョウであるホメルスアゲハ
西インド諸島はハリケーンが多いとか大陸と繋がった時期のタイミングとか
噴火して殆どの生物がいなくなったとかそんな島ばかりでチョウの種類が少ない
その数少ない種類が案外固有種だったりするのでややこしく、また多くの種類は採集禁止とか
ワシントン条約掲載種である

その中でも特に数が少ないと言われるのがこの種類で、
ジャマイカでも基本的には北側の標高100~1000mくらいの森林にいる
ジャマイカは南側は年間雨量800㎜の乾燥地帯ばかりでこのチョウは住めない所が殆ど
一応南側でも、南西部の山に何とか住めるところもあるが
北海岸は雨量が倍以上になり、地域特に標高によっては5000㎜にも8000mmにも雨量が増えるが
標高100mだとそこまでは雨量は多くない
ブルーマウンテンを育む気候である
なお、ジャマイカの北側でも沿岸部はあまり年間雨量が多くないところが特に北部の真ん中あたりには多く
西寄りと東寄りに偏るとされている

このチョウは翅は標本状態で15㎝ほどでそんなに物凄くは大きくないが下方向にも長いので
面積が非常に広く、西半球最大のチョウの1つとされる事もある

幼虫の餌はハスノハギリというクスノキなどと同程度に原始的な植物の仲間で、ジャマイカ特産の
Hernandia catalpifoliaなどだという

ジャマイカでも個体数が1000匹もいないとされ、ワシントン条約付属書Ⅰ掲載種となっている
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