https://www.cnn.co.jp/storage/2022/08/25/84ddceec612b35786aafea369aa9fd9a/t/768/432/d/220823001602-02-australia-wild-rabbit-invasion-super-169.jpg
オーストラリアの野ウサギの集団/Brendan Beirne/Shutterstock

(CNN) 一見何の罪もないクリスマスプレゼントとして1859年、英国から持ち込まれた24匹のウサギ。それがオーストラリアに「最も壊滅的な生物学的侵略」をもたらしたとする研究が、米科学アカデミー紀要に発表された。

(中略)

遺伝学的証拠をたどった結果、この侵略の発端は、トーマス・オースティンという名の入植者によって1859年に英国から輸入されたウサギだったことが分かった。オースティンは英イングランドの出身だった。

(中略)

オーストラリアに生息している野ウサギ2億匹をたどると、ほぼ全てが1859年に持ち込まれた24匹につながることが分かったという。

(中略)

「生物学的侵略は、世界の生物多様性を脅かす重大な脅威であり、それを防ぎたければ何がそれを成功させたのかを理解する必要がある」と研究チームは指摘。「たった1人、あるいは少数の人たちの行為が環境に対する壊滅的な影響を及ぼし得ることを、この出来事は改めて認識させた」と解説している。

※記事全文はソース元にて


2022.08.26 Fri posted at 06:56 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35192352.html


■関連リンク
オーストラリアへの生物学的侵略をもたらす引き金となった英国由来の野ウサギについての研究論文
A single introduction of wild rabbits triggered the biological invasion of Australia
https://www.pnas.org/doi/full/10.1073/pnas.2122734119