ヒトの新皮質は、サルに比べて、細胞分裂の回数が1回多くなって細胞の数が倍化
したためという説があったと思う。細胞分裂の回数を制御する遺伝子に変異が
生じた結果だということなのだろう。その原因は遺伝子の重複化が進んだこと
とかあるいはトランスボゾンが働いて部分的にダブったからなのだろうか。
細胞が倍化したことで、ニューラルネットワークの複雑度が増して偉くなったの
だろうか。
 そういう傾向があるのならば、将来ヒトの脳の新皮質細胞がまたさらに
倍化した超ヒトが誕生して従来のヒトを凌いで超人類を生み出すのかもしれない。
しかし、脳が大きくなるとなれば、頭蓋も大きくなるから、産道のさらなる
拡大が伴うことが必須になり、さもなければ自然出産では母子共に死亡
となってしまうからそのような進化は抑制されてきたかもしれない。
しかし偉大なる人類は帝王切開により胎児を取り出すことができるし、
人類から将来の超人類を生み出す準備として遺伝子の改良により産道を拡大
するようにしておけば、良いかもしれない。それにともない別の拡大もまた
必要になるかもしれない。超人類の夜明けが来る(BGM:ツァラトゥストラはこう語った)