銀河中心からの軟ガンマ線の直接検出に初成功=京大など

 京都大学などの共同研究チームは、軟ガンマ線完全画像化方法に基づいて独自に開発した「電子飛跡検出型コンプトン望遠鏡(Electron-Tracking Compton Camera:ETCC)」を用いて、銀河中心からの軟ガンマ線(エネルギーの低いガンマ線)の直接検出に初めて成功した。

 研究チームは、宇宙航空開発機構(JAXA)宇宙科学研究所が運用する気球にETCCを搭載し、2018年にオーストラリアのアリススプリングスから打ち上げ、南半球の空を約1日間観測。軟ガンマ線検出率の時間変化を調べたところ、銀河中心が正中する時刻に合わせてわずかな増減を観測した。
 同チームによると、これは銀河中心方向に存在する軟ガンマ線放射をとらえたものであり、軟ガンマ線帯域において銀河中心方向がとびぬけて明るい事が判明したという。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

technologyreview 2022年6月21日
https://www.technologyreview.jp/n/2022/06/21/278788/